受賞サイト

 一般ユーザーから自薦他薦された100以上のサイト群のなかから、11のサイトがノミネート選出され、そのなかから投票によって以下の5サイトが賞に選定されました。

医療情報部門 -大 賞-

医療情報部門にノミネートされた6サイトから、『がん情報ガイド』が医療情報部門-大賞-に選ばれました。

がん情報ガイド
中外製薬株式会社

がん情報ガイド
評価チャートグラフ

受賞の言葉専務執行役員 中村直隆様

中村専務執行役員(左)、逢坂・オンコロジー営業推進部 制度政策グループマネージャー(右)

 このたびは、弊社のWEBサイト「がん情報ガイド」が、2010年Best啓発サイトアワード「がんがわかるWeb大賞」の「医療情報」部門・大賞を受賞させていただき、誠にありがとうございます。
 本WEBサイトでは、がんの最適な治療や支援のための情報を簡単に入手・選択・理解できる情報サイトづくりを目指してまいりました。その結果、今回投票された多くの皆さまからこのように高い評価をいただくことができ、大変光栄に思っております。
 弊社では、「患者さんとご家族が、がん治療に希望を持って立ち向かうことができる環境づくりに貢献すること」をビジョンの一つとして掲げており、そのようなビジョンの実現には、インターネットも欠かせない媒体であると考えております。
 中外製薬は、今後も皆さまのお役にたてる情報サイトの構築・運営に努めてまいります。


審査委員長の言葉京都大学大学院 中山健夫教授

サイト運営者に向けて

  • がんに関する基本的な情報が豊富に提供されており、一般的に広く利用できるサイトと思います。「ガイド役」に徹するというコンセプトも、現在のインターネット状況を踏まえた秀逸な着想でしょう。信頼性の高い外部の情報も含めた検索は大いに有用と思われます。専門家の解説に加え、患者さんの自身の体験談も併せて提供されていれば、一層有用性が増すのではないでしょうか。
  • ステップバイステップで読み進める組み立てや、文字サイズ変更機能など、利用者への配慮が感じられます。なお、Flashは、非対応環境の利用者も少なくないようですので、今後の検討として頂ければと思います。

サイト利用者に向けて

  • 製薬会社が運営するサイトです。企業サイトに共通して言えることですが、内容が充実している一方で、医薬品に関する情報提供に偏りが無いか(特に安全性・副作用情報が適切に提供されているか)について、十分に注意しつつ、参考にすることをお勧めします。
  • 医療機関にかかる前、診断に際して、治療を受ける前、セルフケア、いずれの時期においても、基本的な用語、事柄の情報を得ておけば、医療者とのコミュニケーションに大いに役立つでしょう。

医療情報部門 -優秀賞-

医療情報部門にノミネートされた6サイトから、『がんサポート情報センター』が医療情報部門-優秀賞-に選ばれました。

がんサポート情報センター
株式会社エビデンス・
株式会社医薬情報ネット

がんサポート情報センター
評価チャートグラフ

受賞の言葉代表取締役社長 深見輝明様

深見代表取締役社長(左)、五月女編集長(右)

 このたびは、当社のWEBサイト『がんサポート情報センター』が、2010年Best啓発サイトアワード「がんがわかるWEB大賞」の「医療情報」部門・優秀賞に選ばれたこと、大変嬉しく存じます。3500人近い方々から、このような高い評価を頂戴したことに、感謝申し上げます。
 『がんサポート情報センター』は、“がんの情報ポータルサイト”を目指して4年前に開設しました。情報洪水の中、正しい情報の取得に悩む患者さんやご家族の声に応えて、少しでも正しい情報と知識を得て闘病や生活に役立っていただきたいと思い、地道に記事を拡充し続けております。
 今後も、エビデンスに基づいた標準治療をはじめ、最新の医療情報、患者さんの生活面にわたる情報やレポート、がんを取り巻く社会状況まで、がんに関するあらゆる情報を総合的にご紹介していきます。


審査委員長の言葉京都大学大学院 中山健夫教授

サイト運営者に向けて

  • 標準的な治療法、先端医療、代替医療などの医学情報から患者会、患者さんの体験談まで、情報提供カテゴリーが幅広いことが特徴です。
  • 各記事に掲載日が記載されている点は、情報の新しさを判断する上で有用です。文字サイズ変更機能など、利用者への配慮も感じられます。記事アーカイブ型なので、サイト内検索機能があれば、より利便性が高まると思われます。なお、左欄の広告をクリックしてサイトを移動する際には、本サイト外に出ることを明示するほうが良いでしょう。

サイト利用者に向けて

  • 出版社が運営するサイトです。広告への誘導口もありますが、それらの先は本サイトの外部であることを認識して参照する必要があります。
  • 医療機関にかかる前、診断に際して、治療を受ける前、セルフケア、いずれの時期においても、基本的な用語、事柄の情報を得ておけば、医療者とのコミュニケーションに大いに役立つでしょう。

より良く生きるための情報部門 -大 賞-

より良く生きるための情報部門にノミネートされた5サイトから、『がん治療費.com』がより良く生きるための情報部門-大賞-に選ばれました。

がん治療費.com
NPO法人
東京地域チーム医療推進協議会

がん治療費.com
評価チャートグラフ

受賞の言葉理事長 武藤徹一郎様

阿曽沼理事(左)、梁嶋事務局長(中央)、伊木・がん治療費.com事業担当(右)

 このたびは、当法人のWEBサイト『がん治療費.com』が、2010年Best啓発サイトアワード「がんがわかるWEB大賞」の「より良く生きるための情報」部門・大賞の栄誉に浴し、誠にありがとうございます。
 2007年4月のがん対策基本法施行後、がんの治療内容に関する情報提供体制は充実してきましたが、信頼できる治療費情報源がありませんでした。そこで、私達は、「患者さんの治療方針決定に先立ち、治療内容の理解と治療費情報入手は不可欠」との考えのもと、2008年7月より、本サイトを通じてがんの治療費に関する情報を提供してまいりました。
 今回、私達のこれまでの活動が、3446名にも及ぶ皆様から評価をいただいたことは、大変光栄に存じます。インターネットは、広く効率的に情報を伝達できる手段であり、本受賞を励みに『がん治療費.com』コンテンツの更新・拡充に努めていく所存です。


審査委員長の言葉京都大学大学院 中山健夫教授

サイト運営者に向けて

  • 「医療関係の費用がいくらかかるのか」は、がんを患った際に多くの方々が最も知りたいと思う情報の一つです。そのテーマに特化してサイト構築した点が素晴らしいと思います。部位や進行度に応じて素早く概算結果を示したり、公的保険や高額療養費制度、民間保険のQ&Aもあり、医療費関連の知識を深めるのに有用です。
  • 標準的治療法を想定して算出していると思われますが、その治療法が、いつの時点の、どの組織(学会)が提示した診療ガイドラインに基づくものなのかも、併せて情報提供することが望ましいと思います。こまめに新着情報を更新されている運営体制も、ぜひ継続してください。

サイト利用者に向けて

  • NPO法人が運営するサイトです。一般論として、NPOだからといって「情報に偏りがない」「利益誘導や広告がない」とは限りませんので、企業運営サイトの利用時と同様に、十分に注意しつつ、参考にすることをお勧めします。
  • 制度については、いつの時点の情報かを注意しながら参考にしてください。また、治療法に関しても、時期によってはここで試算根拠としている治療法とは、別の治療が行われる可能性もあるでしょう。

より良く生きるための情報部門 -優秀賞-

より良く生きるための情報部門にノミネートされた5サイトから、『SurvivorSHIP.jp』がより良く生きるための情報部門-優秀賞-に選ばれました。

SurvivorSHIP.jp
大鵬薬品工業株式会社

SurvivorSHIP.jp
評価チャートグラフ

受賞の言葉代表取締役社長 宇佐美通様

宇佐美代表取締役社長(右)、辻野・製品情報部 副部長(左)

 このたびは、2010年Best啓発サイトアワード「がんがわかるWEB大賞」の「より良く生きるための情報」部門にて、当社のWEBサイト『SurvivorSHIP.JP』が「優秀賞」に選ばれたことを大変光栄に存じます。
 1963年6月創業以来約40年以上に渡り、経口抗がん剤の開発に取り組み、ユーエフティやティーエスワンなど日本発の抗がん剤を開発・発売しており、がん患者さんとご家族が日常生活のなかで立ち止まってしまいそうな悩みや負担を少しでもやわらげるべく、様々な患者さん目線の情報をお伝えする努力をしております。この『SurvivorSHIP.JPがんと向きあって』は、永年に渡り患者支援に取り組まれている静岡県立静岡がんセンター様との4年にわたる共同研究の成果です。今回そのような活動に評価をいただき、大変に嬉しく、これも山口建総長はじめ、サイト開発に携わられた静岡がんセンターの先生方のご尽力の賜と感謝申し上げます。
 当社は、がんを経験した方が日々の暮らしのなかで直面する課題を、家族や医療関係者、他の経験者と共に乗りこえていくサポートを、今後もインターネットを通じて広く実施していく所存です。


審査委員長の言葉京都大学大学院 中山健夫教授

サイト運営者に向けて

  • がんと共に生きるという意味の「サバイバーシップ」を正面から取り上げたサイトで、社会的関心を喚起する意義も大きいと思われます。家族エピソード風のコンテンツをブログ形式にて手軽に紹介するなど利用者に馴染みやすい工夫も見られます。今後さらにサバイバーの疑問やニーズに応える充実が期待されます。
  • 全体の内容を概観するためのサイトマップや、サイト内検索機能があればベターと感じました。文字サイズ変更機能も望まれるでしょう。

サイト利用者に向けて

  • 製薬会社が運営するサイトです。企業サイトに共通して言えることですが、内容が充実している一方で、医薬品に関する情報提供に偏りが無いか(特に安全性・副作用情報が適切に提供されているか)について、十分に注意しつつ、参考にすることをお勧めします。
  • 内容の利用にあたっては、それがいつの時点の情報に基づいているか注意しつつ、参考にする必要があります。

Yahoo!ヘルスケア・ピンクリボン賞

ノミネートされた11サイトから、『乳がん.JP』がYahoo!ヘルスケア・ピンクリボン賞に選ばれました。

乳がん.JP
アストラゼネカ株式会社

乳がん.JP
評価チャートグラフ

受賞の言葉代表取締役社長 加藤益弘様

加藤代表取締役社長(右)、桂・取締役執行役員(左)、北野・オンコロジー・麻酔クリティカルケア事業本部 マーケティング統括部 乳がん領域 アソシエイトブランドマネージャー(中央)

 このたびは、当社のWEBサイト『乳がん.JP』が、2010年Best啓発サイトアワード「がんがわかるWEB大賞」のYahoo!ヘルスケア・ピンクリボン賞の栄誉に浴し、誠に光栄に存じます。
 当社は、がん領域において「患者さんならびにご家族の“希望とあたりまえの生活”の実現を目指し新薬・情報をお届けする」というミッションのもと、情報支援活動にも注力してまいりましたが、今回『乳がん.JP』だけでなく、肺がんに関する情報提供サイト『エルねっと』も、同時にノミネートされたことは、大変喜ばしく、また今後の励みにもなります。
 がんに関する情報ニーズがますます高まるなか、インターネットを活用して広く効率的に情報を伝達するのは、がん領域に携わる製薬企業の社会的使命であると考えております。今後とも有用な情報サイトの構築・運営に取り組んでまいる所存です。


審査委員長の言葉京都大学大学院 中山健夫教授

サイト運営者に向けて

  • 女性の視点で乳がんに関する情報が幅広く、分かりやすく提供されています。特に「先生とのコミュニケーション」では、医療者との関係で良かった、良くなかった実例が紹介されており、患者さんはもちろん、医療者も学ぶべき内容と思われます。
  • 診断法・治療法は、いつ、どの組織(学会)が提示した診療ガイドラインに基づくものか、併せて情報提供されていればベターです。また、全体を概観するためのサイトマップや、サイト内検索機能、文字サイズ変更機能も望まれるでしょう。なお投票者コメントでは、白人女性の写真を多用している点に疑問が多く寄せられました。理由があるならば、明示する方がより受け容れられるでしょう。

サイト利用者に向けて

  • 製薬会社が運営するサイトです。企業サイトに共通して言えることですが、内容が充実している一方で、医薬品に関する情報提供に偏りが無いか(特に安全性・副作用情報が適切に提供されているか)について、十分に注意しつつ、参考にすることをお勧めします。
  • 医療機関にかかる前、診断に際して、治療を受ける前、セルフケア、いずれの時期でも、基本的な用語、事柄の情報を得ておけば、医療者とのコミュニケーションに大いに役立つでしょう。ただし制度等についてはいつの時点の情報か、注意する必要があります。