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厳しい局面での情報 後編~2012年度 第3回「がん情報の不足感」実態調査~

2012年度「がん情報の不足感」実態調査|更新日:2013/01/25[金]

引き続き「厳しい局面での情報」について、今回の調査から以下のことが分かりました。

患者・家族が望む「告知時の医師像」は多様で、かつ正反対の内容も多い

伝える側への要望では、医師に表現や態度面での配慮を望む人が多いが、「配慮は無用」も2割いました。特に配慮の内容に関しては、患者の気持ちを慮った対応を望む一方、「ドライに」「事務的に」「感情的な言葉なく」を望む人も少なくありませんでした。

調査結果詳細

「治療をしても見通しが厳しい」状況を主治医から伝えられるとしたら、どんな配慮を医師に望みますか。

■表現:どんな表現で伝えるか
■態度:どういった態度・スタンスで伝えるか
■可能性:治療可能性など前向き・希望的な話をするか
■残された時間:緩和医療や終末期医療など、今後の時間の過ごし方について伝えるか
■告知対象:家族と一緒に、一人でなど、誰を対象とするか
■シチュエーション:個室で、カウンセラーといっしょに、など どんな環境で伝えてほしいか
■配慮は無用:特に配慮はいらない
■わからない:その時になってみないとわからない
のおおむね以下8ジャンルに大別されました。

最も多かったのは言葉づかいや正確性などの「表現」に配慮してほしいというもので全体の27.2%。次いで「態度」(14.0%)が多くみられました。ただし、全体の21.9%が、「特に配慮はいらない」と回答しています。

「しっかり目を見て」「きちんと」「厳粛に」「真剣に」 「さらっと」「普段通りに」「さりげない会話の中で」「明るめに」
告知の場所・時間が最も重要。電話など医師は電源を切る配慮も必要。(家族・大腸直腸・30代・女)
静かな部屋で照明が明るいこと。厳粛にして欲しい。(本人・50代・男)
神妙な雰囲気で言わないでほしい。(家族・大腸直腸・40代・女)
不謹慎と感じる人もいるかもしれないが私は真剣すぎるよりも明るめに言って欲しい(家族・50代・女)
「個室で」「他に人がいないところで」「プライバシーが守れる場所で」 守秘 該当なし
病室ではなく、別室で主治医と1対1で伝えてもらいたい。(本人・40代・男)
診察室ではない部屋で、他の患者と会わないように、落ち込んだ顔を見られたくない。(本人・乳房・50代・女)
「優しく」「心情に配慮して」「患者の気持ちに寄り添って」「人間味」 感情 「情けは不要」「感情的な言葉は×」「ドライに」「淡々と」「客観的に」「あっさりと」
医師としてではなく、自分の家族に接するように優しくいって欲しい。(本人・50代・女)
患者の気持ちに寄り添って欲しい。(本人・50代・女)
情けをヘタにかけてほしくない。(家族・30代・男)
ドライに言って欲しい。(本人・60代・男)
「事務的でなく」「機械的にならないで」 事務性 「事務的に」「機械的に」「文書伝達で」
事務的な無機質な表現でなく、希望をもって、一日も長く生きられるよう一緒に頑張ろうという暖かい応援。最後まで付き合ってくれる意気込みを感じられる説明を望みます。(本人・50代・女) 事務的に。変に気を使われるのも嫌なので。(本人・卵巣卵管・40代・女)
学業に関する成績表のような規格化された用紙によって文書伝達することがよい。(家族・30代・男)
「そっと」「やんわりと」「幅を持たしてぼかしながら」 曖昧さ 「ストレートに」「ずばり」「曖昧な言い方でなく」「率直に」「明確に」「あやふやでなく」
それなりに、やんわりと。でも、ポイントはおさえて。(本人・50代・男)
「30%から50%ぐらい、ただし30%の方に近い可能性が大きい」などのように、幅を持たして、ぼやかしながら説明する。(本人・50代・男)
曖昧な言い回しはしないで、ストレートに伝えて欲しい。(本人・50代・男)
あやふやではなくキッチリ厳しいことを伝えてほしい。(本人・乳房・40代・女)
「先走って事実を伝えるのでなく」「前向きに考えられるストーリーで」 シナリオ
「単刀直入に」「遠回しでなく」
前向きに考えられるようなストーリーを展開して話を進めてほしい。(本人・20代・女)
そのような説明をすることを事前に言ってほしい。心構えができるので。(本人・60代・女)
単刀直入に告知していただき、その後自分自身が、もがき苦しみ今後の自分の生き方に対し時間を費やしたいと思います。(本人・40代・男)
遠回しな言い方をせず、ストレートに伝えてほしい。(本人・40代・女)
「家族を呼んで」「家族全員の前で伝えて欲しい」 家族 「一人で」「家族には伝えないで」「本人には知らせないでほしい」
家族全員の前で伝えて欲しいと思う。当人だけに生存率を教えるのではなく。(本人・60代・男)
家族を含めて説明願いたい。(本人・60代・男)
とりあえず一人で話を聞きたい、家族等をまじえずに。(本人・60代・男)
本人には知らせないでほしい。(家族・30代・女)
家族には伝えずにいて欲しい。(本人・40代・男)
「家族に先に」 順番 「家族より先に本人に」「先に自分だけで」
本人に告知するか、家族に先に告知するかの選択肢が欲しい。(家族・30代・女)
家族が息子だけなので、息子と同席か先に伝えてから話をして欲しい。(本人・60代・女)
家族よりもまず自分に教えて欲しい。(本人・30代・女)
先に自分だけで説明を聞き、その後に家族にも説明をしてもらいたい。(家族・40代・女)
「家族にはぼかさず本人にはぼかす」 内容
差異
「(本人には事実を伝えても)家族には希望を持たせて」
家族にはぼかさず本人にはぼかす。(本人・60代・男) 家族に対しては、希望を持たせて頂きたい。(家族・50代・男)
「主治医と人間関係ができてから」 時期 「早めに」「分かった時点でさっさと」
信頼関係を先に構築している状況で聞きたい。その前からきちんと関係を築いていただきたい。(本人・40代・女)
こちらの様子を見ながら、タイミングを見計らって言って欲しい。(本人・40代・女)
残りの人生を考える時間が短いので、分かった時点でさっさと言ってほしい。(家族・30代・女)
早めにストレートに伝えていただきたい。今後のことを考える時間ができるから。(家族・40代・女)
「希望を持たせて」「諦めないようにさせて」 希望 「希望的観測は言って欲しくない」「変な希望は与えないで」
決してあきらめない旨を言って欲しい。たとえダメだとしても。(家族・50代・女)
生存率がどんなに低くても希望がある説明。(本人・50代・女)
変に希望を持たすことなく、はっきりとありのままを伝えてほしい。(家族・30代・女)
希望的観測は言ってほしくない。(本人・50代・女)
「最後まで諦めないで提案して欲しい」
「頑張れるように励まして欲しい」
治療
提案
「終末期医療施設の話なども含めて」
「延命治療をしないでほしい」
最後まで諦めない意思を持てるような言い方をしてほしいし、可能な治療方法をいろいろな提案をしてほしい。(本人・40代・女)
最後まで諦めない治療を提案して欲しい。(本人・40代・女)
自分の始末をできる期間を教えてほしい。延命等の処置をせず自然死の状態で見守ってほしい。(家族・40代・女)
同時に緩和ケアの説明も受けたい。早めに緩和ケアを受ける状態を作って、人間として残りの人生を生きていきたい。(本人・50代・男)

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