乳がんの「治療費」 治療法別に知る費用の一例

本記事は、株式会社法研が2011年11月25日に発行した「名医が語る最新・最良の治療 乳がん」より許諾を得て転載しています。
乳がんの治療に関する最新情報は、「乳がんを知る」をご参照ください。

乳がん治療にかかる費用の一例 乳がん治療を行った際にかかる費用の一例を掲載します。
 治療全体の費用として、ここで紹介した費用以外に、診察費・検査費・処置費をはじめとした諸費用がかかります。それぞれの患者さんの病状や、かかる医療機関によって費用が異なる場合もありますので、ご注意ください。
 また、1カ月間の自己負担額が一定限度額を超えた場合、公的医療保険から払い戻しを受けられる「高額療養費制度」があるので、加入している健康保険や共済などの窓口にお問い合わせください。
 このページは編集部にて作成しました。

40代、I期、HER2陽性/ホルモン受容体陰性の場合

乳房温存療法(リンパ節郭清なし)+術後薬物療法(抗がん薬、分子標的薬)
治療法 治療スケジュール 自己負担額(概算)
手術 リンパ節郭清なしの乳房部分切除術:
1週間の入院
 
約18万円
放射線療法 5日間×5週間の通院 約5000円×25=約13万円
術後薬物療法 【抗がん薬】
FEC療法:3週間ごと×6回
パクリタキセル:1週間ごと×12回
 
約3万円×6=約18万円
約1万4000円×12=約17万円
【分子標的薬】
トラスツズマブ:3週間×18回
 
約3万5000円×18=約63万円
約129万円

50代(閉経後)、IIIa期、リンパ節転移2個、HER2陰性/ホルモン受容体陽性の場合

治療法、治療スケジュール、自己負担額など、50代と30代の治療費例?
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