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大腸がん検診に関する意識調査~大腸がん検診の受診率は約24%と低い状況

ニュース・トピックス|更新日:2012/09/07[金]

 2007年より大腸がん検診啓発活動を行うNPO法人ブレイブサークル運営委員会は、2012年3~4月にかけ、大腸がん検診対象世代である40~60代の全国の男女13896人を対象にインターネットによる大腸がん検診に関する意識調査を独自で実施しました。その結果に基づき、人々の意識と大腸がん検診の受診行動との関係について検証する記者説明会が開催されました。その調査内容を紹介します。

大腸がんにかかる人の数はこの30年で約6倍に増加

 日本では大腸がんにかかる人の数はこの30年で約6倍に増え、胃がんに次ぐ罹患数となっています。特に近年は女性のがん死亡原因の第一位。40代以上で発症しやすくなるがんですが、早期発見・治療であれば90%以上が治癒するといわれています。にも関わらず、大腸がん検診の受診率は約24%と低い状況。それは、大腸がんに対する意識の低さも原因となっているようです。

「大腸がんは進行するまで自覚症状がないこと」を6割以上認知していないことが判明

 NPO法人ブレイブサークル運営委員会が調査した項目は全部で7つです。
 大腸がんは進行するまで自覚症状がないことを知っていたかという設問に対して、全く知らなかったと答えた人は18%、あまり知らなかったが47%、合わせて65%と認知度が低いことがわかりました。さらに「大腸がんが男女ともに増えていること」に対する認知も「あまり知らなかった」「知らなかった」を合わせて62%になるなど、増えていることへの認識も低いことがわかっています。
 これはどうしてなのでしょうか。それは検診を受けているかどうかに関係しています。「大腸がんの一次検査である便潜血検査を受けたことがあるか」という設問に対し、全国の回答結果は「毎年受けている」が35%、「何度か受けたことがある」は30%、「全く受けたことがない」は35%にのぼり、受診率が低いことがわかりました。
 これらの内訳をみてみると、最初の設問で「自覚症状がないことを知らなかった」と回答した人のうち43%もの人が一次検査受診を「全く受けたことがない」と回答。また、大腸がんが男女ともに増えていることを「全く知らなかった」人のうち43.5%の人も検査を一度も受けたことがないと回答しています。
 つまり、大腸がんに対する認識は、検診を受けているかどうかで大きく変わってくるのです。

定期的に検診を受けることで死亡リスクは60~80%も減少

 大腸がんの検診を受けた方のうち「どのような理由で検診を受けたか」という設問に対しては、「職場の検診にあった」32%、「市区町村検診にあった」21%、「人間ドックにあった」18%が上位3位を占め、「検診方法が簡単だった」6%、「安心感を得たかった」5%などの回答が続きます。
 一方、「検診を受けない理由」として「どんな検査が知らない」17%「自覚症状がない」14%「費用がかかる」10%など、大腸がん検診に関する認知の低さからくる回答も見受けられました。大腸がんの一次検査は便潜血検査と呼ばれるもので、ごく簡単な検査です。内容は自宅で2日間の便を採って検査機関に提出するだけ。食事制限なども必要ありません。定期的に受診すると死亡リスクは60~80%減るといわれている大腸がん。自覚症状がないからこそ、毎年継続して検診を受けることが私たちの健康を守るうえで非常に大切なことなのです。

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