出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
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毛じらみ症
けじらみしょう

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毛じらみ症とは?

どんな病気か

 ケジラミが主として陰毛、時に腋毛や眉毛の毛幹基部に寄生することによって発症します。性行為が感染経路になりえます。

症状の現れ方

 激しいかゆみとかきむしることにより生じる細菌の二次感染がみられます。また、虫卵が毛に固く付着し、ふけのようにみえるのも特徴的です。

検査と診断

 前記の症状のほか、ケジラミは1mm程度の大きさなので、毛根部で動く虫体をみつけられることがあります。もしくは、顕微鏡下で虫卵・虫体を観察して診断します。

治療の方法

 クロタミトン軟膏(オイラックス軟膏)塗布、フェノトリン製剤(スミスリンパウダー)散布を行います。必要でないことも多いのですが、剃毛も治療法のひとつです。

毛じらみ症と関連する症状・病気

(執筆者:東京大学医学部附属病院女性診療科・産科助教 織田 克利)

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