出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
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アルコール性小脳萎縮症
あるこーるせいしょうのういしゅくしょう

もしかして... 脊髄小脳変性症

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アルコール性小脳萎縮症とは?

 長期にわたり多量のアルコールを摂取することで、小脳に萎縮を来すことがあり、これをアルコール性小脳萎縮症といいます。

 頭部MRIでは、小脳虫部上部に限って萎縮が認められます。脊髄小脳変性症などの他の小脳萎縮を来す疾患とは異なり、歩行時のふらつき(体幹失調)が目立ち、手足の揺れやぎこちなさ(四肢の運動失調)は目立ちません。

 禁酒をすることで、ふらつきの悪化がなくなることが多いことも特徴です。

アルコール性小脳萎縮症と関連する症状・病気

(執筆者:済生会横浜市南部病院神経内科 波木井 靖人)

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