出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
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根尖性歯周炎
こんせんせいししゅうえん

  • 歯科
  • 診療に適した科

もしかして... う蝕  むし歯  歯髄炎

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根尖性歯周炎とは?

どんな病気か

 う蝕むし歯)から歯髄炎を起こし、さらに根の先に向かって炎症が進み、根の先から周囲にまで及んだ炎症で、初めは歯に痛みが出てくる病気です。

原因は何か

 口内細菌による、う蝕からの歯髄炎や、治療後の歯が再び悪化することにより起こります。

症状の現れ方

 原因となる歯を叩くと痛みがあります(打診痛)。歯は浮いた感じがして、軽度の動揺(グラグラすること)や持続性の鈍痛があります。

 歯ぐきがはれ、さらに進むと痛みを伴って唇や頬まではれてきて、歯ぐきにうみがたまるようになります。

検査と診断

 歯を叩いてみます。原因と思われる歯をX線写真で調べたり、血液検査(白血球数など)で炎症の程度を調べます。

治療の方法

 歯の根の治療をして、腐敗産物の排出路を作ります。さらに抗菌薬を投与します。

病気に気づいたらどうする

 う蝕や以前に治療した歯が痛む時は、早めに歯科医院を受診しましょう。

(執筆者:九州歯科大学学長 福田 仁一)

歯周炎に関連する可能性がある薬

医療用医薬品の添付文書の記載をもとに、歯周炎に関連する可能性がある薬を紹介しています。

処方は医師によって決定されます。服薬は決して自己判断では行わず、必ず、医師、薬剤師に相談してください。

・掲載している情報は薬剤師が監修して作成したものですが、内容を完全に保証するものではありません。

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