陥入爪
かんにゅうそう
もしかして... 爪の水虫
陥入爪とは?
どんな病気か
爪甲が両側縁に向かって深く弯曲して側爪廓にくい込み、爪廓部を損傷する状態を陥入爪といいます。また、陥入爪が高度に弯曲したものを巻き爪と呼んでいます。なお、本項では爪の解剖用語を用いるので、図104を参考にしてください。
原因は何か
窮屈な先の細い靴による爪の圧迫、不適当な爪切り、立ち仕事や肥満による過度の体重負荷ないし下肢の血流障害、あるいは、爪の水虫による爪甲の変形やけがなどが原因となります。
症状の現れ方
爪甲の角が爪廓にくい込むと、圧迫によって痛みを生じます。また、陥入した爪甲が爪廓の皮膚を突き刺すようになると、指(趾)のまわりがはれたりその部分を傷めて痛みが増強します。さらに、ばい菌が入ると、そこが、より赤くはれ上がってくるとともに、赤いできもの(化膿性肉芽腫)を生じるようになります。
治療の方法
保存的治療と外科的治療に分かれます。
①保存的治療
a.生活指導
・足を清潔に保つことが大切なので、多少じゅくついていてもお風呂に入り、シャワーでばい菌を洗い流してください。
・救急絆創膏などで創部をおおうと、かえって蒸れてばい菌が増殖します。消毒したのち、できれば傷をおおわないか、あるいは風通しのよい薄いガーゼ1枚としてください。
・窮屈な靴は避けてください。とくに、ハイヒールや先の尖った革靴などはよくありません。
・深爪はかえって陥入爪を増強させるので、正しい爪の切り方を皮膚科専門医に指導してもらってください。
b.ばい菌が入った時:抗菌薬を内服します。また、赤いできものがあれば除去します。
c.保存的治療にはさまざまな方法(副木法、テーピング法、爪アイロン法、人工爪、ワイヤー法、VHO法など)があるので、勝手に治療しないで皮膚科専門医を受診してください。なお、突き刺さった爪を除去することはありますが、爪の変形が強くなるので原則的に抜爪は行いません。
②外科的治療
保存的治療では再発を繰り返す患者さんや、側爪廓の盛り上がり(不良肉芽組織)が強すぎて歩行に支障を来すような患者さんなどには、外科的治療を行わないと完治しません。なお、手術法にはさまざまな方法(フェノール法、鬼塚法、小島法など)があるので、一度皮膚科専門医を受診して具体的な方法について指導を受けてください。
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陥入爪に関する病院口コミ
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感激しました
3104さん 30~40代女性 2015年10月16日投稿
小学生の子どもの、足の陥入爪治療で初めて通院しました。 深爪が元で、肉芽ができて痛くて困っていました。 他の病院で治療を受けても一向に治らず、歩行にも支障が出ていました。 しかしこちらのクリニックで… 続きをみる
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陥入爪の簡易手術や爪の矯正を行う
ナースアンケート調査回答者さん 30代女性 2014年01月16日投稿
整形外科医院ですが、薄毛等の頭髪の悩みも相談可能です。 軽い症状であれば風邪の内服処方や点滴も行います。 陥入爪の簡易手術や形状記憶の針金を使用した爪の矯正、ばね指やアテローム、いぼ等の除去手術も行っ… 続きをみる
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丁寧でわかりやすく、やさしい先生
ゆにーさん 30~40代男性 2007年08月14日投稿
巻き爪が悪化して歩くのも困難な状態になり、会社に近いというだけで駆け込みました。 入って見ると、待合室は人で溢れ返ってました。 混んでるだけあって、若干待たされての診察となりましたが、診察室に入り、… 続きをみる
陥入爪に関する医師Q&A
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