専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

キッコーマン総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器内科

特色

特に肝胆膵疾患の診療を積極的に行っており、近隣の医療機関からもERCPによる総胆管結石の治療やステント挿入などを目的とした紹介患者が多い。また、肝疾患の紹介患者も多く、肝炎から肝硬変、肝癌、食道胃静脈瘤まで肝疾患の治療においては合併症を含めたすべての病態に対応可能である。他科との連携も良好であり、患者の症状に応じて必要な診療が迅速に受けられるように対応している。

症例数

年間入院患者数は約480人で、消化管疾患から肝胆膵疾患まで多岐にわたっている。年間の検査数は、腹部超音波検査が約4,700件、内視鏡検査は上部約2,400件、下部約850件施行している

★ペグインターフェロンが発売された03年12月以降にインターフェロン療法を施行したC型肝炎は300例以上で、11年末に発売されたテラプレビルを含む3剤併用療法も既に15例施行している。治療成績は全国成績とほぼ同等であるが、きめ細かな対応により中止例が少ないのが特徴である

★B型肝炎も適応に応じて核酸アナログ製剤やペグインターフェロンによる治療を行っている。また各種肝疾患の線維化進展の程度を非侵襲的に測定可能なフィブロスキャンも導入している

★肝炎患者の増加により肝癌、食道胃静脈瘤患者も漸増しており、肝癌に対する肝動脈塞栓術、経皮的局所治療(エタノール注入、ラジオ波焼灼)ならびに静脈瘤に対する内視鏡的結紮術や硬化療法、B-RTO、PTO等の側副血行路塞栓術を施行する症例数も増加傾向にある。大病院では内視鏡科や放射線科に治療を依頼する病院もあるが、当院は消化器内科医がすべての治療技術を有しており、主治医を含むチーム全体で病態ごとに最もよいと思われる治療法を選択している

★胆石や腫瘍による閉塞性黄疸等の胆道系疾患の対応も積極的に行っており、日本胆道学会認定指導施設(千葉県に10施設)、日本肝臓学会認定施設(千葉県に13施設)、日本超音波医学会専門医研修施設(千葉県に18施設)のすべてを取得しているのは東葛北部では当院のみである

★消化管疾患の診療では、カプセル内視鏡を導入しており、またヘリコバクター・ピロリの診断においては呼気試験の器械を導入しており、その場ですぐに結果を説明して除菌等の対応ができる体制を整えている。

医療設備

MRI、CT、血管造影、内視鏡(上部、下部、側視鏡、カプセル)、超音波(カラードプラ装置)、フィブロスキャン。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

外科

分野

消化器・一般外科

特色

食道、胃、大腸、肝胆膵の消化器癌および胆石等の腹部疾患のほか、乳癌、呼吸器疾患、血管、ヘルニア等幅広く治療を行っている。規模は大きくないが、地域の中核病院として、個々の患者さんに応じた高度の医療を提供している。日本外科学会専門医制度関連施設、日本消化器病学会専門医制度認定施設、日本超音波医学会認定超音波専門医研修施設、日本人間ドック学会研修関連施設。マンモグラフィ検診制度管理中央委員会認定施設。

症例数

年間手術件数は400~450件。胃・食道癌40件、結腸・直腸癌40件、肝胆膵癌20件、胆石症60件、乳癌30件、鼠径ヘルニア60件。腹部大動脈瘤・下肢静脈瘤等血管疾患15件

★胃癌、大腸癌は内視鏡を積極的に使用し、早期癌は可能な限り内視鏡下に切除(EMR、ESD)している。症例に応じて腹腔鏡手術のほか、5~8cmの小切開で手術を行っているため、術後の回復が早く入院期間が短縮されている。胃全摘術の際は小腸でパウチ(代用胃)を作成しており、術後も十分な食事摂取が可能となっている

★肝胆膵癌は血管合併切除再建、術前門脈塞栓術等を行い、進行癌に対しても根治的切除を目指している

★91年より腹腔鏡下胆嚢摘出手術を開始し、胆石・総胆管結石症の90%以上は腹腔鏡で行っている。開腹手術となる症例は、通常よりはるかに小さな3~4cmの皮膚切開で胆嚢を摘出している。いずれの術式でも入院期間は5日以内である

★乳癌は92年より乳房温存手術を開始し、多数例に行っている。当科はマンモグラフィ検診制度管理中央委員会による認定医師、認定放射線技師を擁する施設である(医師・技師・施設すべてが認定を受けている医療機関は千葉県全体で約20施設にすぎない)

★各種癌に対する術前・術後の抗癌剤治療も積極的に行っている。新規抗癌剤は積極的に導入しており、オキサリプラチンの国内正規登録第1号は当科の患者である

★成人の鼠径ヘルニアは95年よりプラグメッシュ等を導入し、現在はダイレクトシールを中心とした個々の患者さんに応じた各種メッシュ類を用いている。手術時間は20分前後と短く、再発率も1%未満と良好な成績である。基本的には小児は日帰り、成人は手術翌日に退院しているが、希望により日帰り手術も行っている

★腹部大動脈瘤切除や下肢血行再建の際は血管外科の世界的権威である重松宏日本心血管病予防会代表理事(元東京大学教授)が来院し、執刀していただいている

★当科では代表的疾患に対してはクリニカルパスを導入しており、平均在院日数は約10日である。当科はすべての癌において、全国の癌患者登録を基に計算された「癌研究振興財団」の5年生存率よりはるかに良い成績である。また、全国のがんセンターだけのデータを基にしている「全国癌センター協議会」の5年生存率と比較しても、ほとんどの癌で同等以上の成績になっている。特に当科で力を入れている乳癌、肝胆膵癌は非常に良好な手術成績となっている

<当科/全国がんセンター協議会/癌研究振興財団の5年生存率(%)の比較>乳癌=97.1/90.3/85.5、甲状腺癌=100.0/95.6/―、肺癌=59.7/64.4/25.6、食道癌=37.5/47.2/31.6、胃癌=76.1/76.0/62.1、大腸癌=82.8/76.2/68.9、肝癌=72.7/49.9/23.1、膵癌=43.2/17.0/6.7、胆道癌=51.0/39.3/20.2。

医療設備

MRI、へりカルCT、ハーモニック・スカルペル、マイクロウエーブ、アルゴンビーム・コアグレーター、腹腔鏡下手術装置。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

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