リレンザ[予防用]

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リレンザ[予防用]の基本情報

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作用と効果

A型またはB型インフルエンザウイルスの表面に存在する酵素を阻害して、ウイルスが感染細胞から遊離するのを阻害し、インフルエンザウイルスの感染の拡大を阻止します。
通常、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の予防に用いられます。ただし、インフルエンザウイルス感染症の予防の基本はワクチンによる予防であり、この薬の使用は、ワクチンによる予防に置き換わるものではありません。C型インフルエンザウイルス感染症および細菌感染症には効果がありません。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。乳製品に対する過敏症がある。免疫低下状態にある。気管支喘息および慢性閉塞性肺疾患などの慢性呼吸器疾患がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人および小児は1回2ブリスター(ザナミビルとして10mg)を、1日1回10日間、専用の吸入器を用いて吸入します。必ず指示された使用方法に従ってください。

インフルエンザウイルス感染症患者に接触後1.5日以内に使用を開始してください。

インフルエンザウイルス感染症に対する予防効果は、この薬を連続して使用している期間のみ持続します。

慢性呼吸器疾患(気管支喘息および慢性閉塞性肺疾患など)のある人で、慢性呼吸器疾患の治療に用いる吸入薬(短時間作用発現型気管支拡張剤など)を併用する場合には、この薬の前に使用してください。

専用吸入器(ディスクヘラー)を用い、口腔内吸入にのみ使用し、ブリスターは吸入直前に穴を開けてください。

使用説明書をよく読んで使用してください。吸入はくつろいだ姿勢(座った状態など)で行ってください。

指示された時間に使用するのを忘れた場合は、気がついた時点で1回分(2ブリスター)を吸入してください。絶対に2回分を一度に吸入してはいけません。

誤って多く吸入した場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、吸入するのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、発疹、下痢、吐き気・嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・血圧低下、呼吸困難、咽頭・喉頭浮腫 [ショック、アナフィラキシー]

・突然の息切れ、息をするときヒューヒューと音がする、呼吸しにくい [気管支攣縮、呼吸困難]

・発熱、目の充血、円形または楕円形の赤い発疹 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]

・急に走り出す、徘徊する [異常行動]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

医薬品情報

製薬会社

グラクソ・スミスクライン株式会社

薬価

1ブリスターあたり127.7円

剤形

吸入剤

シート記載

4ブリスター(4吸入分)、GSK、リレンザ、RELENZA

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 化学療法剤 > 抗ウイルス剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ザナミビル水和物

この成分で処方薬を探す

YJコード

6250702G1028

レセプト電算コード

660443018

更新日付:2023年11月21日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・リレンザ[予防用]を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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