トビエース錠4mg

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トビエース錠4mgの基本情報

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作用と効果

活性代謝物である5-HMTが膀胱平滑筋のムスカリン受容体を阻害することにより、膀胱の収縮を抑制します。
通常、過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁の治療や神経因性膀胱における排尿管理に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。尿閉または下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症など)、閉塞隅角緑内障、幽門・十二指腸または腸管の閉塞および麻痺性イレウス、胃アトニーまたは腸アトニー、潰瘍性大腸炎、重症筋無力症、心疾患、腎機能障害、肝機能障害、甲状腺機能亢進症、パーキンソン症状または脳血管障害、認知症がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁:通常、成人は1回1錠(主成分として4mg)を1日1回服用しますが、症状に応じて1日1回2錠(8mg)まで増量されることがあります。
神経因性膀胱における排尿管理:通常、体重25kgを超える小児は、1回1錠(主成分として4mg)を開始用量として1日1回服用します。服用開始から1週間後以降に、状態に応じて1日1回2錠(8mg)まで増量されることがあります。
いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

徐放性製剤なので、割ったり、砕いたり、すりつぶしたりしないで、そのままかまずに服用してください。

過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁の場合、この薬を使用する前に、過活動膀胱と似た症状の疾患(尿路感染症、尿路結石、膀胱がんや前立腺がんなど)と区別するために、問診や尿検査などが行われます。また、必要に応じて専門的な検査が行われます。

前立腺肥大症など下部尿路閉塞疾患がある人は、この薬を使用する前に残尿量を測定します。また、必要に応じて検査が行われます。

飲み忘れた場合は、1日以内に気がついた場合であれば、気がついた時点でとりあえず1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。幻覚(実際には存在しないものを存在するかのように感じる)、重度または著しい興奮(口数が多くなる、大声で叫ぶ、周囲に暴力をふるう、器物を破壊する、些細なことで怒る)、痙攣(顔や手足の筋肉がぴくつく、一時的にボーっとする、意識の低下、手足の筋肉が硬直しガクガクと震える)、呼吸不全(息苦しい、息切れ)、頻脈(めまい、動悸、胸の不快感、気を失う、脈が速くなる)、尿閉(尿が出にくい)、散瞳があらわれることがあります。いくつかの症状が同じような時期にあらわれた場合は、使用を中止し、ただちに受診してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、口内乾燥、眼乾燥、頭痛、めまい、咽喉乾燥、便秘、消化不良、腹痛、吐き気、下痢、排尿困難、尿路感染(排尿時の痛み、残尿感、発熱、背中やわき腹の痛みなど)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・尿が出にくい [尿閉]

・顔やのどのむくみ、唇や舌・咽頭の腫れ [血管性浮腫]

・めまい、動悸、気を失う [QT延長、心室性頻拍、房室ブロック、徐脈]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。服用直前まで、PTP包装のまま保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ファイザー株式会社

薬価

1錠あたり137.2円

剤形

淡青色の錠剤、長径13mm、短径6.5mm、厚さ4.8mm

シート記載

Toviaz 4mg、トビエース4mg、社マーク、Pfizer、FS

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 泌尿生殖器官及び肛門用薬 > その他の泌尿生殖器官及び肛門用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

フェソテロジンフマル酸塩

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YJコード

2590015G1021

レセプト電算コード

622225101

更新日付:2024年04月17日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

トビエースに関する医師Q&A

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