リウマトレックスカプセル2mg

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リウマトレックスカプセル2mgの基本情報

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作用と効果

免疫機能をつかさどっているリンパ球や炎症に関係している細胞の働きを抑え、異常な状態となっている免疫反応を抑えることで、関節の腫れや痛みの症状を改善します。
通常、関節リウマチ、局所療法で効果不十分な尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、関節症状を伴う若年性特発性関節炎の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制、慢性肝疾患、腎障害、胸水あるいは腹水が溜まっている、活動性結核(治療が必要な結核)、肝炎ウイルス感染、感染症、水痘(みずほうそう)がある、結核を起こしたことがあるもしくは結核患者と濃厚接触歴がある。間質性肺炎、肺線維症などの肺障害があるもしくは起こしたことがある。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

関節リウマチ、局所療法で効果不十分な尋常性乾癬、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症:通常、1週間単位で服用します。1週間単位の服用量を3カプセル(主成分として6mg)とし、1回または2~3回に分割して服用します。分割して服用する場合、初日から2日目にかけて12時間おきに服用します。1回または2回に分割して服用する場合は残りの6日間、3回に分割して服用する場合は残りの5日間は薬を服用しません。これを1週間ごとに繰り返します。年齢・症状・忍容性や本剤への反応などにより適宜増減されますが、1週間単位で8カプセル(16mg)までとします。
関節症状を伴う若年性特発性関節炎
:通常、1週間単位で服用します。1週間単位の服用量を主成分として4~10mg/m2とし、1回または2~3回に分割して服用します。分割して服用する場合、初日から2日目にかけて12時間おきに服用します。1回または2回に分割して服用する場合は残りの6日間、3回に分割して服用する場合は残りの5日間は薬を服用しません。これを1週間ごとに繰り返します。年齢・症状・忍容性や本剤への反応などにより適宜増減されます。
本剤は1カプセル中に主成分2mgを含有します。
いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。

食道に長く留まってしまうと食道潰瘍を起こすおそれがありますので、多めの水で服用し、特に寝る直前の服用は避けてください。

この薬を使用する前に、血液検査で肝炎ウイルス感染の有無を調べます。また、胸部X線検査などで肺疾患の有無を調べます。

飲み忘れた場合は、その薬は服用せずに飛ばして、決められた時間に次の薬を服用してください。この薬は、1週間のうち決められた日の決められた時間に、決められた量だけ飲みますので、絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合に、出血傾向、発熱、けん怠感、吐き気、腹痛、血が混ざった便などの症状があらわれることがありますので、すぐに医師または薬剤師に連絡してください。

医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、肝機能障害(疲れやすい、けん怠感、吐き気、食欲不振など)、発疹、かゆみ、発熱、血尿、蛋白尿(尿が濁る)、吐き気、腹痛、下痢、口内炎、食欲不振、嘔吐、舌炎、脱毛、頭痛、めまい、咳嗽、呼吸困難、けん怠感、動悸、胸部圧迫感、浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・冷感、呼吸困難、血圧低下 [ショック、アナフィラキシー]

・発熱、のどの痛み、かぜのような症状 [骨髄抑制]

・食欲不振、けん怠感、皮膚や白目が黄色くなった [劇症肝炎、肝不全]

・尿量の減少、顔などのむくみ、口の渇き [急性腎障害、尿細管壊死、重症ネフロパチー]

・発熱、咳(から咳)、呼吸困難 [間質性肺炎、肺線維症、胸水]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

この薬を使用中に生ワクチン(風疹、おたふくかぜ、みずぼうそう、はしか、BCGなど)を接種すると、ワクチン由来の感染を増強または持続させるおそれがあるので、この薬を使用中は生ワクチンを接種しないでください。接種を希望する場合には、医師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

ファイザー株式会社

薬価

1カプセルあたり149.3円 ジェネリックを探す

剤形

黄色/黄色のカプセル剤、長径14.7mm、短径5.3mm

シート記載

社マーク、Pfizer、リウマトレックスカプセル2mg、Rheumatrex Capsules 2mg、LL 606

薬効分類

代謝性医薬品 > その他の代謝性医薬品 > 他に分類されない代謝性医薬品 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

メトトレキサート

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YJコード

3999016M1021

レセプト電算コード

610432016

更新日付:2024年03月19日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

リウマトレックスに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・リウマトレックスカプセル2mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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