アスピリンがメラノーマの予防に効果あり?

[ニュース・トピックス] 2013年6月03日 [月]

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メラノーマの発症リスクが低下

(この画像はイメージです)

 アスピリンは、解熱鎮痛薬としてよく知られていますが、最近の研究で、アスピリンが「メラノーマ」の予防にも役立つことが明らかになりました。研究は、アスピリンまたは非アスピリン系の非ステロイド性抗炎症薬を服用している50~79歳の閉経後の白人女性5万9806人を対象に12年間の追跡調査が行われました。
 その結果、全体で548カ所のメラノーマが確認されましたが、アスピリンを服用していた女性は、非アスピリン系の薬を服用していた女性よりもメラノーマ発症リスクが21%低いことが判明しました。また、アスピリンを服用していた期間が長いほど、発症リスクが低下することも分かりました。
 この研究は、女性の健康イニシアティブ(Women’s Health Initiative/WHI)がアメリカがん協会に3月11日発表、「Wiley Online Library」に掲載されました。

年々増えているメラノーマの発生数

 日本皮膚科学会によると、日本におけるメラノーマの発生数は、年間約1500~2000人と推測されています。また、日本を含め世界でメラノーマの発生は、年々増えているということです。最近の調査によると、日本における年間死亡者数は約500人です。(太田みほ)

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