ひざの痛みをやわらげよう

[今からできる!ロコモ予防体操] 2014年8月21日 [木]

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 ふとした時に感じるひざの違和感や痛み。放置しておくと、非常に強い痛みが起きたり、日常動作が困難になってしまうことも少なくありません。
 今回は、ひざの痛みを軽減する体操をふたつ紹介します。これらの体操を行うことでひざの痛みが和らぐのはもちろん、全身を動かすことで普段のケガ防止にもつながります。体操は毎日続けることが大事ですが、痛みがひどい時は無理をせずに病院を受診してください。

ひざの痛みをやわらげよう その1

図解「ひざの痛みをやわらげよう その1」

うつぶせに寝て、両手をおでこのところで重ねます。顔を右に向け、右ひざを軽く曲げます。左ひざは伸ばしたままにします。うつぶせの状態に戻り、左側も同様に行います。

チェックポイント

一連の流れがうまくできるようになったらひじとひざを近づけるようにして、背骨を大きく動かしてみましょう。

ひざの痛みをやわらげよう その2

図解「ひざの痛みをやわらげよう その2」

5本の指をすべてぎゅっと丸めます(グー)。5本の指を思い切り広げてください(パー)。そしてグーの状態に戻し、次は親指のみ伸ばします(チョキ)。グーパー、グーチョキと交互に5回繰り返しましょう。

チェックポイント

足の指1本ずつを意識して動かすことで全身の筋肉を鍛えると同時に、足裏を安定させる体操です。足裏の感覚を磨くために、足の指を使ってタオルをつかむ体操も効果的です。

講師:渡會公治先生

帝京平成大学健康メディカル学部教授。1975年東大医学部を卒業後、整形外科医としてスポーツ医学を研修。ロサンゼルス・オリンピックのチームドクターなど、現場の体験を活かし、1988年より23年間、東大身体運動研究室准教授として研究活動に注力すると共に、東大生にスポーツ医学の講義ならびに実技を行っていた。この医師と体育教官の両方の目で身体、運動、スポーツ障害を見てきた経験から上手な身体の使い方が障害治療にも予防にも必要であると結論し、高齢者の健康寿命を損なうロコモ(ロコモ―ティブ症候群)にも応用、美立健康協会を設立し各地でロコモ対策美立教室を行っている。

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