背骨と骨盤を動かして腰を丈夫にしよう!

[今からできる!ロコモ予防体操] 2014年9月04日 [木]

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 日本人の国民病とも言える腰痛。少しくらい大丈夫だろうと、放置しておくと、腰だけでなく、ひざ痛などの原因にもなります。腰痛を軽減させるには体操が効果的。今回は背骨と骨盤を動かすことで腰を丈夫にする体操を紹介します。少しずつでも毎日続けることが大事です。朝起きた時、夜寝る前、テレビを見ながらなど、無理をしない範囲で続けてみてください。

背骨と骨盤を動かして腰を丈夫にしよう! その1

図解「背骨と骨盤を動かして腰を丈夫にしよう! その1」

力を抜き、両手と両ひざを肩幅に開いて四つん這いになります。この時首の力は抜き、頭は下げます。へそを見るようにして背中を思い切り丸めたら、天井を見て胸を伸ばすつもりで背伸びをします。この動作を数回繰り返します。

チェックポイント

普段あまり動くことのない骨盤と、反対によく動いている腰椎のつなぎめをなめらかに動かすことを意識して行うとよいでしょう。

背骨と骨盤を動かして腰を丈夫にしよう! その2

図解「背骨と骨盤を動かして腰を丈夫にしよう! その2」

その1と同じように、両手と両ひざを肩幅に開いて四つん這いになります。天井を見て胸を伸ばすように背伸びをしたら左ひじを曲げて右側の天井を見ます。ゆっくり元に戻したら右ひじを曲げて左側の天井を見ます。この動作を繰り返し、徐々に背骨を大きくねじっていきます。

チェックポイント

動作はなめらかになるよう意識して行いましょう。背中から腰のあたりがよく伸びるように大きく行ってください。

講師:渡會公治先生

帝京平成大学健康メディカル学部教授。1975年東大医学部を卒業後、整形外科医としてスポーツ医学を研修。ロサンゼルス・オリンピックのチームドクターなど、現場の体験を活かし、1988年より23年間、東大身体運動研究室准教授として研究活動に注力すると共に、東大生にスポーツ医学の講義ならびに実技を行っていた。この医師と体育教官の両方の目で身体、運動、スポーツ障害を見てきた経験から上手な身体の使い方が障害治療にも予防にも必要であると結論し、高齢者の健康寿命を損なうロコモ(ロコモ―ティブ症候群)にも応用、美立健康協会を設立し各地でロコモ対策美立教室を行っている。

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