上半身の筋肉をほぐそう!

[今からできる!ロコモ予防体操] 2013年8月19日 [月]

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 放置しておくと痛みなどを生じるほか、頭痛や吐き気を伴うこともある肩コリ。ひどい症状になる前に、体操で毎日少しずつでも肩を動かしておくことが重要です。無理せず一歩一歩頑張りましょう。

背骨を動かして上半身の筋肉をほぐそう! その1

図解「背骨を動かして上半身の筋肉をほぐそう! その1」

立った状態で右手で右肩の襟のあたりをつかみます。右肘で円を描くように前後10回ずつゆっくり回します。左側も同様に行います。

チェックポイント

最初は大きく円を描くようにしながらだんだん小さく→また大きくと円の大きさを変えながら行うとより多くの筋肉がほぐれていきます。慣れてきたら両腕を同時に行っても構いません。

背骨を動かして上半身の筋肉をほぐそう! その2

図解「背骨を動かして上半身の筋肉をほぐそう! その2」

壁のある場所で行います。お尻を壁につけ、ひざを曲げ、手は床についた状態から、背骨を1つ1つ順番に壁に押しつけていくように体を起こしていきます。すべての背骨が壁についたらゆっくりと最初の状態に戻ります。5回繰り返しましょう。

チェックポイント

硬くなった背中をほぐしていく体操です。頭は上げず、下げたまま行いましょう。行う際は必ず壁のあるところで行うこと。続けることで背中がほぐれていくのを実感できます。

講師:渡會公治先生

帝京平成大学健康メディカル学部教授。1975年東大医学部を卒業後、整形外科医としてスポーツ医学を研修。ロサンゼルス・オリンピックのチームドクターなど、現場の体験を活かし、1988年より23年間、東大身体運動研究室准教授として研究活動に注力すると共に、東大生にスポーツ医学の講義ならびに実技を行っていた。この医師と体育教官の両方の目で身体、運動、スポーツ障害を見てきた経験から上手な身体の使い方が障害治療にも予防にも必要であると結論し、高齢者の健康寿命を損なうロコモ(ロコモ―ティブ症候群)にも応用、美立健康協会を設立し各地でロコモ対策美立教室を行っている。

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