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肝炎とは

　肝炎（かんえん）は、肝臓に炎症が起こり、発熱や黄疸、全身倦怠感などの症状を起こす病気の総称です。炎症が生じると肝細胞は破壊され、それが1～2カ月以内で治るものを急性肝炎、6カ月以上続くものを慢性肝炎と呼びます。日本では、ウイルス性肝炎が多く、特にＣ型肝炎ウイルスによって起こるＣ型慢性肝炎は、慢性肝炎全体の8割以上にのぼります。Ｃ型肝炎ウイルスによる炎症が続くと、肝臓は硬くなり、やがて肝硬変となります。しかし、肝硬変となっても症状が出ないため、ウイルスに感染していることに気づかない人も多くいます。全国の保健所や指定医療機関で、無料で検査を行っているところもあるので、一度は検査を受けてみましょう。