光が当たるべき人

[サプリメントコラム] 2007/10/26[金]
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私の友人でもある、広島県のとある知的障害施設に勤務する一人の男性(39歳)の話をしましょう。
彼は元大手企業のサラリーマンの経験を経て、あるきっかけで知的障害者施設での勤務をすることになって9年。

以前、彼に「知的障害者施設で働く目標」を聞いたことがある。
彼はこう答えた・・・

利用者さんの笑顔と信頼、家族の信頼を得る事。
あと、一歩ずつ長期になってもいいから、自立に向かって進み、当たり前の事を普通にできる喜びを一緒に味わう事かな。
障害を持っていない人も持っている人も、誰にでも得意な分野があり、それを日々接する事で探し出し、得意な分野で能力を発揮させてあげ、またその発表の場を獲得するために企業・官公庁と交渉し実現した時の喜びをみんなで味わう事だね。

驚いた。
彼はこの職業を私に薦めるわけでもなく、非難するわけでもなく淡々とあたかもごく当然のように語ったのだ。

昨今マスコミでは、ごくごく一部の施設での問題ある行為が報道され目立ってしまい、このような施設で働く人への不信感を抱かせてしまっている傾向がある。
ただ、もちろんそれが全てではなく自分の生活をある程度犠牲にしてでも、福祉の「内容」改善に力を注ぎ、影ながら日々頑張っている人がいます。
身の回りのお世話(排泄・買い物・職業訓練など)をするのと同時に、施設全体のイベント企画作成及び実施、軽度の方の自立した生活を助けるための、就職先斡旋(企業に対する売り込み・雇用依頼)。
また、新規入所希望者に対する説明と手続き、既存入所者さん(家族)からの施設設備・生活計画・イベントの要望収集と改善などなど仕事の範囲は果てしない。
さらに、施設長からの指示・収益管理までトータル的な事まで考え、めまぐるしく変更される法律改正による新しい知識の習得……
気が遠くなりそうだ。
すべて一日、一ヶ月の短期ではできないことを、同時に進行させていかなくてはならず、月に夜勤も4~5回。
こういった人材はとても人手不足だ。
本当に必要な人材を確保するために何かできないものだろうか?
それには、もっと彼のような人や職業へもっと光が当たる時代が来るべきだと強く思う。

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