[インフルエンザ調査] 2009/09/18[金]

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Influ_catch2_2.jpg QLifeでは「インフルエンザ緊急アンケート」と題し、QLife口コミ会員に対する5回シリーズのアンケートを行っているが、その中で新インフルエンザに対する一般企業や医療業界への要望が明らかになった。その中で目立った意見を取り上げる。

一般企業への要望:積極的な予防対策、柔軟な患者への配慮を求める

 今回のアンケートでは、マスク、うがい、消毒液などの予防策、タミフル、ワクチンなどの予防・治療薬について有効と思うかどうかを調査したが(⇒詳しくはこちら)、同時に、勤める会社や医療業界に対する要望も自由回答で聞いた。
 一般企業への要望としては、予防策として多くの声が上がっていたのが「マスクや消毒液の配布、設置」と「手洗い、うがいの励行」。屋内に一定時間集団でいることになることから、一斉に行うことで効果のあがる基本的な予防策については、積極的に行って欲しいとの声が相次いでいる。次に、患者の発見、対処への要望についてはより具体的な意見が見られた。例えば「自己申告では不安だから、健康チェックを徹底的にすること」。通常、風邪を引いたくらいでは休まない…という、おそらく回答者自身の経験も含めた意見であろう。「常に多忙なので休んでいられない」といった、現実を見据えたコメントもあった。そのことも含め体温センサーを導入するべき、という指摘も。
 以上の意見をはるかに上回る数で寄せられたのが「罹患した社員に対する柔軟な労務的措置」。
具体的には「予防と治療にかかる休暇を、有給休暇とは別に整備して欲しい」との声だった。現状では通常の病欠、または有給休暇での対処となることが多いようで、「それでは休まない、休めない」という声が多かった。また、そういった配慮を行うことで「強制的に休ませる」「自宅待機させる」という感染拡大策に実効がともなうのでは、という意見がみられた。
「学校は閉鎖できるが、会社はできないのだから」と、制度の整備で感染拡大を防ぐべきという声がかなりの数寄せられている。

医療業界への要望:予防・治療薬の適切な供給と情報公開を、との声

 製薬会社などの医療業界への要望はどうか。圧倒的な声としてみられたのが「ワクチンやタミフルなどの潤沢な量の確保と、迅速な供給」。これらはどちらも供給数の不足、時期の遅れが不安視されているだけに、ある意味当然か。「早くしないと間に合わなくなる」「製薬会社の垣根を越えて協力して欲しい」など、相当に危機感を持った意見が寄せられている。また、薬の情報や予防策などの情報公開を求める声も大変多かった。「海外ワクチンの治験データ分析と副作用情報の公開」といったものから、「製薬会社が持っている有効な情報を、ドラッグストア等で見られるようにして欲しい」「折り込みチラシで配布しては?」というものまで、実にさまざまなレイヤーで、積極的な情報公開を求める声が寄せられている。流行のピークが近付くに連れ、自分たちもやみくもに安全だけを求めるのではなく、正確な情報に基づいて、自分でできることは行いたい、「知識のワクチン」を得た、冷静な判断が働いているものとみられる。

 いよいよ大流行前夜となった新型インフルエンザ。予防接種やマスク備蓄など、自己防衛のための予算はどの程度かけているだろうか?QLifeでは、第3回アンケートを実施中です。

第3回 緊急アンケート実施中!
インフルエンザ対策「私は○円かけます。」

実施期間:9月18日~22日
謝礼:100QLifeポイント

QLifeマイページ内「わいわいアンケート」にて実施中!QLife会員なら誰でも参加できます。
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