実際はこんな風に診察をします
第3話-その2
「やあ、どうもどうも。今日は何でも聞いてください。」
気さくに話しかけてくださる、まるで赤ひげ先生のような頼りがいを感じさせる風貌の岩垂先生。それもそのはず。年間2000例以上の肛門手術を執刀していた経験を持つ、この分野の第一人者です。この方なら、安心していろいろと相談できそうです。
思いきって初歩的なところから聞いてみました。
QLife:先生! 実は肛門科に伺うのは今回が初めてなんですが・・・実際はどんな感じで診察されているのですか?
岩垂先生(以下先生):やっぱり、そこは不安ですよね。とてもよく分かります。「診察を受けたら即手術」と思っておられる方々が結構多いですね。これをお読みになっている方もそうお感じかもしれませんので、最初からじっくりお話しましょう。
肛門科における一般的な診察の流れですが、まず「問診」をします。主に痛みや出血、脱出物や分泌物の有無、腫れやかゆみの有無、便通の様子などをお聞きします。この他に既往歴や家族の肛門疾患の有無、最近の大腸検査の有無なども聞くことがありますね。これらは診察にあたって必要な情報ですから、できるだけお答えをお願いしています。直接口頭でお聞きする場合と、問診票でご記入をお願いする場合と、施設によって違いがあります。
問診後、「診察」をさせていただきます。この段階では、患者さまのプライバシーを守るためにいろいろ配慮しています。たとえば診察を受ける時の体位ですが、大抵はシムス体位をとっていただきます。この体位のいいところは、服を脱ぐ範囲が最小限で済むところと、患者さまのお顔を医師に向けなくても良いというところです。

お尻にタオルをかけますので、恥ずかしさはあまり感じないかと思います。
QLIFE:確かにこの体位なら、気恥ずかしくないですね。
先生:次に「触診」をしていくのですが、もちろん体に負担がかからないよう工夫しています。麻酔薬の入ったゼリーを塗ってから触診を行ったりします。ただ、ここでご理解いただきたい点がありまして、できるだけ力まないでリラックスして受けていただきたいのですね。
力んでこわばったりすると診察がうまくいかず、結局時間がかかったりするので。
QLIFE:なるほどなるほど。それから、結構気になることなのですが、診察室はどんな雰囲気なのでしょうか?
先生:私の診療所は見ての通り、診察室は完全個室になっていまして、話を医師以外に聞かれることがないようにしてあります。他の病院でも、敷居を立てたりカーテンを引いたりして患者さまのプライバシーに十分な配慮を行っていますので、そんなに心配されなくてもいいですよ。
問診から診察の流れを、丁寧にお話ししてくださる岩垂先生。特に患者さんのプライバシーを配慮する姿勢には感心です。
QLIFE:実感として、やっぱり痔で悩まれている方って多いと思われますか?
先生:多いと思います。それにはそれだけの理由があるんですね。痔の中で一番多い症状は痔核、つまりいぼ痔ですが、それのもとになる…というと語弊があるかもしれませんけど、もともと肛門の内側には、肛門を閉じるための柔らかいパッドのようなものがあるんです。そこは毎日の排便の際、大なり小なり刺激を受けているわけです。そこが常に刺激を受けすぎるような状態になる、つまり毎回力んだり、便が硬かったりすると痔になる可能性が高まります。
ありふれた毎日の生活のなかで痔になる原因があるのならば、悩まれている方が多いのも頷けますね。
実際に検索された医療機関で受診を希望される場合は、必ず医療機関に確認していただくことをお勧めします。口コミは体験談です。当サービスによって生じた損害についてはその責任の一切を負わないものとします。病院の追加、情報の誤りを発見された方はこちらからご連絡をいただければ幸いです。
みんなの感想:この記事はあなたの健康に役立ちましたか?
| 0% | 0% | 100% | 0% |
この記事を読んだ人は他にこんな記事も読んでいます。
掲載されている記事や写真などの無断転載を禁じます。
この記事へのフィードバック
トラックバック(0件)
トラックバックはまだありません。
コメント(0件)
コメントはまだありません。





