心と体の不機嫌を、丸ごと健康にする方法

[ヘルスケア] 2008/06/12[木]
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自然楽校 校長 清水国明

おかげさまで私は、今日まで、すこぶる健康に過ごさせていただいています。ところが、特に健康について気遣い、健康のためにやっていることなどはありません。自然の中で自然に暮らしているだけです。でも、やらないことはいくつかあります。

煙草は吸いません。いや、吸わなくなりました。高校卒業で吸い始めて、二十歳でやめています。デートの時に緊張して喫茶店でスパスパとロングピースをひと箱吸ってしまい、帰りの電車で気持ち悪くなり、ホームでゲロ吐いてからは一本も吸っていません。酒も、大学の剣道部、少林寺拳法部のときのコンパで馬鹿飲みして、下宿で夜中に噴水のようにゲロ吐いて以来、もうむちゃな飲み方はやめました。

hatake.jpg逆に言うと、それ以外の健康法は特に思いつきません。むしろ健康に悪いと言われている、寝不足、過労、肉食、バカ食いは、自慢じゃないですが日常的ですね。それにどこへ行くにも車ですから、たまのゴルフや夏場の富士登山以外には、ほとんど歩いていません。

どうみても病気発症まで秒読み状態なのでしょう。これらに最後の一要素、ストレスが加わると、間違いなくビンゴです。ところが性格なのか、アホなのか、有り難いことになかなかこのストレスが溜まらないのです。お金も貯まりませんがね。人並にお金が貯まってきたら人並にストレスも溜るのかもしれません。
今は貧乏ですが、自然の中で好きなことしているから、毎日が上機嫌で過ごせています。ありがたいことだと思っています。

世の中で最も悪なのは、不機嫌

mori01.jpg上機嫌がいいですね。不機嫌な人には近づきたくないですし、そんな人に「どうしたの?」と尋ねたりもしません。その人の都合で不機嫌になっているのですから、勝手に不機嫌でいてもらえばいいのです。不機嫌は伝染しますからね。不機嫌でいる人は自分を上機嫌にする能力に欠けているのだそうです。不機嫌な人がケンカや犯罪を犯し、不機嫌な国が戦争を始めるのですから、世の中で最も悪は、不機嫌なんですね。

無差別殺傷事件のような恐ろしい事件が頻発しています。若い肉体を持って健康なはずの若者の多くが、不機嫌な心の闇を抱えているのです。私は不自然な環境が不機嫌を生むと考えています。心と体のバランスが悪い不自然な暮らしを強いられていると、誰もが不機嫌になってしまうのでしょう。ビジネスは「不」の解消だと聞いたことがあります。不便、不安、不快、不満を、便利、安心、快適、満足へと解決、改善することにビジネスのチャンスがあるのだそうです。とすれば、不機嫌を解消する自然な暮しを提案している私たちの取組は、時代のニーズなのかもしれません。

丸ごと健康になるために

mori02.jpg私が富士山のふもと、河口湖の森の中へ2003年に移り住んで開校した「自然楽校」は、自然体験を通して皆さんの「心と体の丸ごと健康」をサポートすることを目的にしています。自然暮らしを楽しむことで、心と体のバランスがとれて、丸ごと健康になると考えて、自然樂校では自然暮らしの楽しみ方を伝えています。

私が河口湖に来てからずっと考えているのは、好きなことをしながらも毎日に不安がなく、しかもそのことでみんなに感謝されるような生き方のシステムです。

不安や不満がない生活には、「好きな楽しみ」「安心安定」「社会貢献」が欠かせない3要素だと思います。どれか一つでも欠けているとやがてストレスが溜ってしまう。社会貢献は誇り、と置き換えてもいいでしょう。けれどそれは「こんなでっかい家に住んでるぞ、外車に乗ってるぞ」という自慢ではなく、自分がやっている好きなことでこんな人たちがこんなに喜び、ありがとうを言ってくれているという事実を誇りたいのです。その域まではまだまだですが、より多くの人に自然暮らしを提案してゆくことで、夢は必ず実現すると思っています。

都会でも自然暮らしはできる

mori03.jpgところで自然暮らしとは、田舎暮らしのことではありません。

毎日の生活の中に自然を取り入れ、自然の摂理に従って生きる暮らしぶりのことですから、都会に住んでいても自然暮らしはできます。花鳥風月を愛でながら、自然体で生きること。他然ではなく自然。自らの人生を自らの責任で生きるのが自然暮らしです。したがって田舎に限らず、自然暮らしはどこにいてもできます。けれどやはり、もっとも実り多い人生の究極は、本物の自然に包まれた暮らしにあると私は思っています。

自然界においてはどんな動植物も、無いよりはあった方がいいと必要を水増しして、もっともっとと貯め込んだりしないし、満ち足りたら狩りはしません。自然のルールを無視して、必要を超えた備蓄による肥満に悩むのは、人間だけですね。足るを知ること以外に欲望の器は、永遠満たされることはないのでしょう。

足もとの草花、虫や小鳥たち、樹木を師として、生きるとは、満足とは、を学ぶ自然暮らし。衣食住遊の全てにわたり、自然の恵みを活かし、自立して必要なものは自らつくる。つくれないものは自分にとって必要ないものとして、それを必要としないような、生活そのものを変えてしまうのです。何ものにもこだわらない、しがみつかない、自らの責任で自由に、そして心も体も丸ごと健康で、上機嫌に生きることを、私は自然暮らしと言っています。

清水國明さんプロフィール

prof.jpg1950年生まれ。富士山のふもと河口湖の森の中に移り住み、親子3人で、芸能活動の傍ら自然暮らしを楽しんでいる。2004年に自然暮らしの楽しみ方が学べる「自然楽校」を開校し、校長を務めている。またセカンドライフを応援する「自然暮らし検定協議会」の理事長として、自然暮らしマスターの養成を行っている。ログハウス、カスタムナイフ、ウッドカヌーのビルダーであり、無農薬有機野菜作り、釣り、オートバイ、キャンピングカーのスペシャリスト。

「清水國明の自然楽校」のホームページはこちら

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