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[ヘルスケアニュース] 2015/09/14[月]

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在宅訪問を行う薬剤師の存在、ご存知ですか?

メディスンショップ蘇我薬局 雑賀匡史さん

 高齢化が進むにつれ、介護が必要な人(要介護認定者)が増加の一途をたどる日本。2009年の時点で要介護認定者469万人にも達しています。そのほとんどは、自宅や介護施設で療養しており、病院や薬局に行くことが困難な方も数多くいます。

 介護を受けている方にとって心強い味方のひとりが、在宅訪問を行う薬剤師さんです。医師や看護師、施設スタッフやケアマネジャーと連携して、患者さんの自宅や各種高齢者施設を訪問。お薬の配達や管理、説明や相談に乗ってくれます。

 在宅訪問を行っている薬局のひとつ、メディスンショップ蘇我薬局の雑賀匡史さんが薬の適正使用協議会のセミナーで講演。「高齢者と介護者が知っておきたいくすりの適正使用」と題し、お薬に関する高齢者特有のお悩み解決のヒントを語りました。

「高齢者の服薬3か条」でお薬の無駄をなくし、安全な使用を

 日本には現在、5万7,000件を超える薬局があります。この数はコンビニエンスストアの数を上回っています。しかし、そのうち在宅訪問を行っているのはおよそ16%。まだまだ、浸透していません。そこで、雑賀さんは在宅訪問を行っていない薬局に通っている場合でも知っておきたい、「高齢者の服薬3か条」を提唱しました。

1.かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師を持ちましょう

 かかりつけ薬局を決めることの重要性は、耳にしたことがある方も多いでしょう。しかし、雑賀さんは「かかりつけ薬剤師をもつことも大切」と語ります。「対応してくれる薬剤師が代わってしまうと、症状や薬歴に残せないものを覚えているのが難しくなります。一般用医薬品の風邪薬と、医療用医薬品の痛み止め、同じ成分が入っているお薬の重複投与を避けるためにもかかりつけ薬剤師をもつことが重要です」と雑賀さん。日々の健康状態や使用薬を把握してくれる、自分だけの薬剤師をもつと、安心してお薬を使用することができるでしょう。

2.「お薬手帳」は、一人一冊を常に携帯しましょう

 かかりつけ薬剤師とともに、安全にお薬を使用するうえで欠かせないのが「お薬手帳」です。薬の重複を防ぎ、飲み合わせを調べるのに役立つお薬手帳ですが、その役割は単なる“記録”だけにはとどまりません。「たとえば、糖尿病の患者さんが外出先で低血糖になって意識が混濁してしまったとき、救急隊の人が駆けつけてもなぜそのような状態になっているのか理解してもらえるとは限りません。常にお薬手帳を持っていれば、どのような薬と病歴を抱えているのか知ることができ、すぐに低血糖を疑ってもらえます」(雑賀さん)。外出時の急変や不慮の事故に遭ってしまっても、お薬手帳を常に携帯することで、迅速に救急医療を受けることができるでしょう。

3.飲みにくい薬があるときは、薬剤師に相談しましょう

 錠剤が大きすぎる、服薬回数が多すぎる、薬の管理ができない・・・。雑賀さんのもとには、さまざまな理由で「お薬が飲めない」という相談が寄せられます。「同じお薬でも大きさが違うものや、粉末や錠剤など剤型が違うものがあります。また、最近は『合剤』といって、ひとつのお薬に2つ以上の成分が入っているものもあります。同じお薬でも週一回、月一回の服用で毎日飲むのと同じ効果があるものもあるので、服薬回数を減らしたい方、管理が難しい方は、薬剤師に相談するのがよいでしょう」と雑賀さんは語ります。

 もちろん、医師にお薬について相談することも大切ですが、雑賀さんは薬剤師に相談することもお勧めしています。「病院には採用薬というものがあり、先生はその中から処方するように言われていることがあります。なので、普段使わないお薬については、あまりよく知っていないということもあります。薬局の薬剤師であれば、別の種類のお薬や合剤のことを知っています。困ったときはぜひ、薬剤師に相談してみてください」(雑賀さん)

(QLife編集部)

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