「血管力」を鍛えて、中性脂肪を減らそう!

[ヘルスケア] 2009/10/29[木]
このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをFC2ブックマークに追加この記事についてつぶやく

 健康維持の大敵「中性脂肪」。皮下脂肪や内臓脂肪を減らすためには、運動や食事に気をつけることが第一ですが、最近は新たな着眼点として「血管力を鍛える」ということに注目が集まっています。なぜいま「血管力」なのか、そして、血管力を高める新機能性素材「糖転移ヘスペリジン」とはなにか? QLifeでは最新の事情をレポートしてみました!

血管の全長はなんと地球2.5周分

 心臓から送り出される血液は、血管を通じて全身に送り出され体内をめぐります。細胞に必要な酸素や栄養を届けては、その一方でいらなくなった炭酸ガスや老廃物を運び出しているのです。こういった役割を持つ血管ですが、毛細血管と動静脈を合わせるとその全長はなんと10万km!これは地球2.5周分に相当する長さ。こうした血管の中を、5~6リットルもの血液が超スピードで「世界一周」する‥これが私たちの体の中で起きている日常なのです。毎日24時間、血液がとどこおりなく流れるよう、血管は血液をうまく循環させるしくみを持っています。血液を送り出すポンプである心臓の圧力を柔らかく受けとめ血液を動かすために、動脈の中膜は厚く弾力性があるのです。

血管の老化は10歳から!?

 こうして日夜休むことなく働いてくれる血管ですが、他の臓器と同じようにさまざまな要因によって機能が低下したり老化していきます。血管内膜に血液中の悪玉コレステロール(LDL)が蓄積されると血管内膜が厚くなり、次第に血管内腔が狭まってくるのです。この状態を「動脈硬化」と言いますが、これは中高年から始まるのではありません。動脈硬化の初期病変は0歳児の頃からすでに始まっているのです。そして10歳になると急激に進み、30歳で「動脈硬化」として現れるようになります。

血管力を高めることが健康維持の第一歩

 動脈硬化は、さまざまな疾患を引き起こすことが知られていますが、現在、日本人の約3割が血管トラブルが原因の病気で亡くなっています。これは日本人の死因の2位(心疾患/15.9%)と3位(脳血管疾患/11.1%)を占めます。血管の老化は、過食や運動不足、喫煙、過度のストレスなどの生活習慣が原因で加速し、放置すれば命に関わる重大な疾患につながります。血管の健康を保つこと、すなわち血管力を鍛えることが、血管とつながるからだの健康を保つ秘訣と言えるかもしれません。

血管の健康維持に役立つ新機能性素材「糖転移ヘスペリジン」

 健康の阻害要因を低減させるさまざまな機能性素材がこれまでにも開発されていますが、その中でもその多彩な効能で注目を集めているのが、みかんなどの柑橘類の皮に多く含まれる「ヘスペリジン」。その多彩な生理機能が、近年の研究や臨床データから分かってきています。毛細血管を強くするビタミンP作用、血清脂質(血の中の中性脂肪)を低減する作用、血流循環の改善、血圧上昇の抑制、ビタミンC消耗の抑制、抗酸化作用、免疫機能調節、骨代謝の改善‥本当に多くの効能が認められているのです。これらの効能は、冷え性や美肌への作用、肩こりや眼精疲労などの改善に寄与すると大きく期待されています。考えてみれば、柑橘類は風邪をひきやすい冬のビタミン補給源として、また体を温める冬至のゆず湯などに古くから活用されています。昔からの風習にも科学的根拠があったのですね。
 ところが、いいことずくめの「ヘスペリジン」にも弱点がありました。実は水に溶けにくい性質で、体内への吸収率が低いのです。つまり、それ自体ではヘスペリジンは体に摂り入れにくい物質なのです。しかし、こうした性質に着目した株式会社林原生物化学研究所が独自の技術によって酵素反応でブドウ糖を結合させることで糖転移ヘスペリジンの開発に世界で初めて成功。これにより従来の10万倍も水に溶けやすくなり、食品加工での利便性や体内への吸収性が飛躍的に高まり、この課題が克服されたそうです。この新機能性素材「糖転移ヘスペリジン」、いま業界でもっとも熱い視線を送られています。

毛細血管を強化し、血中の脂質を下げる効能

 糖転移ヘスペリジンの効能の中で、特に期待されているのが毛細血管を強くするビタミンP作用と、血清中性脂肪(血液の中の中性脂肪分)を低下させる作用です。水に溶けやすくなったということは、体内への吸収性が高まったということ。臨床試験の結果、グラフのようにもともと中性脂肪値の高いグループにだけ、抑制効果があることが確認されました。つまり正常な値の場合にも作用して悪影響を及ぼさないということで、食品に活用された場合でも、摂取することができるそうです。また、肝臓内での悪玉コレステロール(LDL)の生成も抑制する効能も明らかになってきました。もっとも、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすには、やはり生活習慣を改善することがいちばんの対策なのは言うまでもありません。ですが、糖転移ヘスペリジンを定期的に体内に摂取することで、健康維持の大きなサポートになることを消費者としては大いに期待したいところです。

  

多くの製品に採用され始めた糖転移ヘスペリジン

 もともと効能の高さで知られていたヘスペリジン。水に溶けやすくなった糖転移ヘスペリジンが開発されたことで、多くの商品に採用されつつあるようです。サプリメントはもちろん、機能性飲料として主要成分のひとつとして配合された製品も出てきているほどです。メタボ予防や成人病予防、さらに美容の効能も期待されている糖転移ヘスペリジンは、今後、注目していきたい機能性素材のひとつと言えるでしょう。

 

糖転移ヘスペリジンについての情報サイト 「糖転移ヘスペリジン・ビタミンP研究会

 

みんなの感想:この記事はあなたの健康に役立ちましたか?

とても参考になった まあまあ参考になった 普通だった 参考にならなかった
100% 0% 0% 0%
一言感想

この記事を読んだ人は他にこんな記事も読んでいます。


記事の見出し、記事内容、およびリンク先の記事内容は株式会社QLifeの法人としての意見・見解を示すものではありません。
掲載されている記事や写真などの無断転載を禁じます。

相談できる病院を探す

  • 漢方 漢方のことはお医者さんに相談
  • 漢方 漢方のことはお医者さんに相談
  • 糖尿病 糖尿病が気になる方はこちらから
  • 脳卒中、認知症など 日本神経学会認定神経内科専門医
QLife会員新規登録はこちら
注目トピックス
人気記事ランキング
健康・医療の記事一覧
医療機関のみなさまへ
QLife漢方-漢方の医学的・科学的情報をわかりやすくお伝えします。
QLifeがん-がん治療についてのさまざまな情報をわかりやすくお伝えします。