果たして患者側の感想は?反対意見も多かった「医者の明細書」―病院に続いて、多くの医科診療所でも無料発行義務が開始【その2】
[病院を知ろう!プロジェクト] 2010/07/29[木]
明細書を受け取った時の「第一印象」は多岐にわたり、「分かりやすくなった」「まだ分かりにくい」「領収書と差がない」「初回だけでよい、2回目から不要」という意見が多くを占めました。また、明細書の記載内容を質問したり調べたことがある人は5%で、見ることさえしなかったのは24%。「明細書の裏側を広告・広報に使うべき」と考える患者は65%でした。
※この記事は、果たして患者側の感想は?反対意見も多かった「医者の明細書」―病院に続いて、多くの医科診療所でも無料発行義務が開始【その1】の続きです。
5:(明細書を受け取ったことがある人のみ)「明細書」を、受け取った時の、あなたの感想を教えてください。
明細書を実際に見た時の「第一印象」はさまざまで、「分かりやすい」「実際に明細書を見て分かったことがあった」人もいれば、「まだ分かりにくい」「領収書と内容に大差ない」「1回目は良いが、2回目以降は不要」と感じた患者も多かった。
「分かりやすい」「分かったことがあった」など
- 内容が前より少しはわかるようになったが、依然、素人にはわかりにくい仕組みになっている事もわかった。 (女性・46才・東京)
- 以前の領収書より内容がよくわかる。「時間外加算」など、知らずに加算されていたのもはじめて知った。でも「項目名」はあってもその「意味・説明」は書かれていない。 (女性・44才・東京)
- 明細書にいきなり間違えがあったので、「今までは知らないうちに誤った過大な請求をされていたのかも」と、不信感を持った。 (男性・43才・神奈川)
- 通院している医療機関に不正がないことが改めて解り、信用が増した。(男性・42才・神奈川)
「分かりにくい」「領収書と内容に大差ない」「2回目以降は不要」など
- あまりわかりやすいものではなかった。高齢者でもすぐにわかるような患者の立場で明細書を作って欲しい。(男性・53才・兵庫)
- 内容は領収書と大差なく、紙と手間の無駄だと思った。(女性・56才・北海道)
- 初めてもらった時は、「こういう内訳になっているのか」と参考になったが、定期的に同じ薬をもらっているので、2回目以降は正直紙の無駄遣いだと思った。(男性・40才・群馬)
- 持病がありまして定期的に通院してますので1回明細書をもらいましたが次からは断りました。紙がもったいないと思ったからです。(女性・65才・大阪)
- 必要ないと思い、次回からは出さなくていいと申し込んだ。(女性・37才・茨城)
その他
- 領収書は確定申告で提出してしまうので、明細書が手元に残って良いと思った。(男性・43才・神奈川)
- 病院の事務の方が大変だなと思いました。 (女性・28才・静岡)
- この領収書を発行するのに、また手数料とか別に請求されているのでは、と思った。 (女性・38才・千葉)
6:(明細書を受け取ったことがある人のみ)「明細書」を、あなたはどう使いましたか。
明細書を受け取った患者は、それをどう使ったのだろうか。記載内容を調べたり医療者に質問したのは5%程度で、71%が「内容は見たが、特に何もしない」という人であった。ただし、内容を見ることさえしなかった人も24%いた。
女性より男性の方が、また年齢が高まるほど、内容について調べたり質問する傾向が若干見られた。

7:「明細書」の裏側は、現在、ほとんどの医療機関では白紙です。この裏側を、広告・広報スペースに使うことに対してどう思いますか。
「明細書の裏側を広告などに使うべき」と考える患者が65%と、反対派を大幅に上回った。男性の方が女性よりも、賛成・反対ともに意見がやや強い傾向があり、「“積極的に”実施すべき」とする人が3割を超えた。

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