出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
嘔吐から考えられる主な病気
◆ 生後2~3週してから哺乳後に嘔吐を繰り返す、脱水、体重増加不良
◆ 繰り返す嘔吐、全身倦怠感、顔面蒼白、腹痛、食欲不振、発熱、下痢、頭痛、めまい
◆ 食後すぐに口唇のはれ・吐き気・嘔吐、その後に腹痛、下痢
◆ 頭痛、片麻痺、視力障害、失語、意識障害、けいれん、性格変化
嘔吐(子どもの症状)とは?
嘔吐は、乳幼児にはよくみられますが、小学校へ行くころには比較的少なくなります。多くの場合、食べすぎ、飲みすぎ、かぜなどが引き金になりますが、それ以外にもさまざまな原因で起こります。
嘔吐は、乳幼児にはよくみられますが、小学校へ行くころには比較的少なくなります。多くの場合、食べすぎ、飲みすぎ、かぜなどが引き金になりますが、それ以外にもさまざまな原因で起こります。
周期性嘔吐症は、元気だった子どもが急にぐったりとして、反復性の嘔吐発作を起こす病気です。2~4週間ごとの一定の周期で、1日に数回~数十回の嘔吐が1~1・5日続きます。発作の引き金としては、感染(慢性副鼻腔炎など)、心理的ストレス(試験、発表会、遠足など)、食べ物(チョコレート、チーズなど)などがあげられます。周期性嘔吐症は自家中毒症、アセトン血性嘔吐症とも呼ばれています。