呼吸器感染症
こきゅうきかんせんしょう
呼吸器感染症とは?
気道は鼻前庭→鼻腔→咽頭→喉頭→気管→気管支→細気管支→肺胞より構成され、このうち、鼻前庭~喉頭までを上気道、声門~気管~細気管支までを下気道といいます。呼吸器感染症は、上気道炎、下気道炎、肺炎に分類されています。
呼吸器感染症と関連する症状・病気
急性上気道炎に関連する可能性がある薬
医療用医薬品の添付文書の記載をもとに、急性上気道炎に関連する可能性がある薬を紹介しています。
処方は医師によって決定されます。服薬は決して自己判断では行わず、必ず、医師、薬剤師に相談してください。
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アセトアミノフェン細粒20%「JG」 ジェネリック
解熱鎮痛消炎剤
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サンベタゾン眼耳鼻科用液0.1% ジェネリック
眼科用剤
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ビジュアリン眼科耳鼻科用液0.1%[眼科用] ジェネリック
眼科用剤
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クロフェドリンS配合錠
鎮咳剤
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メテバニール錠2mg
あへんアルカロイド系麻薬
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ポンタールシロップ3.25%
解熱鎮痛消炎剤
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カフコデN配合錠
鎮咳剤
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フスコデ配合錠
鎮咳剤
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ロキソプロフェンNa錠60mg「トーワ」 ジェネリック
解熱鎮痛消炎剤
・掲載している情報は薬剤師が監修して作成したものですが、内容を完全に保証するものではありません。
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コラム用語解説
カタル性炎症
粘膜の炎症で、粘膜血管の充血、間質組織の浮腫、分泌上皮細胞の腫大を伴い、表面上に粘液の異常な層が形成される病態をいいます。
嚥下性肺炎
食物の嚥下が障害されている時、誤飲や誤嚥、胃液の逆流などによって二次的に起こる肺炎で、高齢者や手術後の患者さんなどで起こりやすくなります。
播種性血管内凝固症候群(DIC)
基礎疾患によるさまざまな病態、外傷、手術、抗腫瘍薬投与などに併発する症候群です。全身の細小血管内に血栓が形成され、その結果、凝固因子や血小板の消費性減少と、線溶反応の活性化が起こり、各種臓器の虚血性機能不全とともに、出血傾向が現れます。原疾患の治療とともに抗凝固薬、抗線溶薬、血栓溶解薬などが投与されます。
予後は原疾患により異なりますが、早期からの積極的な治療により救命できることもあります。
Torr(トール)
圧の単位で、大気圧の760分の1。mmHgと同じです。
耐性菌感染症
抗菌薬に対して感受性の低い菌(薬が効かない菌)による感染症のことで、化学療法薬の使用量と普及に密接な関係があります。耐性菌は主に突然変異により出現し、ほかの菌に耐性を伝達します。耐性菌の出現は菌種および薬剤により異なります。出現の高い菌は、赤痢菌、ブドウ球菌、結核菌、大腸菌などです。
菌交代症
ある病原体による感染症の治療経過中に、別の病原体による感染症に変わることです。感染病巣は同じことも異なることもあります。交代菌の由来は環境または常在菌叢ですが、投薬されている薬剤に耐性をもつ病原体であることが多く、主な菌はカンジダ、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、緑膿菌などです。
全身性炎症反応症候群(SIRS)
さまざまの重篤な臨床的侵襲に対する全身性の炎症反応。リンパ球やマクロファージから一時に大量のサイトカインが産生され(高サイトカイン血症)、全身の細胞に強力な作用を及ぼし、重症の急性炎症反応が起きます。この炎症反応は細胞の死をまねき、急性臓器障害の原因になります。主な症状は、①38℃以上または36℃以下の体温、②心拍数90/分以上、③呼吸数20/分以上または動脈血炭酸ガス分圧(P aCO2)32mmHg以下、④白血球数1万2000/μL以上または4000/μL以下。
呼吸器感染症に関する医師Q&A
呼吸器感染症ワクチンを筋肉注射しても効果がないと言われました
某大学でウイルス学の准教授をしている方が 呼吸器感染症ワクチンを筋肉注射しても効果がない 血中…
質問お願いします。呼吸器感染症とは¸どのような病気の事でしょうか?自然気胸は¸呼吸器感染症に入りますか…