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黄体嚢胞
おうたいのうほう

もしかして... 内出血

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黄体嚢胞とは?

どんな病気か

 黄体から生じた嚢胞です。黄体は、排卵後の卵胞(卵子を入れた袋のようなもの)から形成されます。排卵後の黄体のなかには通常、血液の塊があります。この血液の塊があるところに液体がたまって嚢胞を形成すると、黄体嚢胞になります。黄体嚢胞の壁は黄体細胞からできています。内溶液は血清から透明なものまでさまざまです。

 本疾患の性質上、排卵可能な卵巣機能をもつ、思春期から閉経期ころまでの女性に発生します。右または左どちらか一方のことがほとんどです。

検査と診断

 診断は、内診と超音波断層法で可能です。必要に応じて、MRI、CT検査で鑑別診断を行います。

症状の現れ方と治療

 通常は無症状ですが、無理な性交などの物理的刺激により破裂し、大量の腹腔内出血を来すことや茎捻転を起こすこともまれにあります。このような場合は下腹部に激痛を伴い、急性腹症として開腹手術になることがあります。術前に診断がついていれば腹腔鏡(内視鏡の一種)を使った処置で十分なことが多いようです。

 無症状の場合は、経過観察で自然に消えることがほとんどです。

病気に気づいたらどうする

 下腹部痛の症状がある場合や、検診などで見つかった場合は、産婦人科を受診します。

(執筆者:東京大学医学部附属病院女性診療科・産科講師・病棟医長 大須賀 穣)

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