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結核性髄膜炎
けっかくせいずいまくえん

もしかして... 水頭症  不随意運動  脳梗塞

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結核性髄膜炎とは?

 いったん結核性髄膜炎にかかると治療反応性が悪く、死亡するか重い後遺症を残すことが少なくありません。早期発見、早期診断が重要です。幸いにも年間発症は200例未満で、死亡例も30例未満と少なくなってきています。もともと乳幼児・小児に多かったのですが、近年は60歳以上の人に多くなっています。

 結核菌が血液に乗って広まることにより発症しますが、初感染病巣から肺門リンパ節をへて静脈角リンパ節に浸潤して血流に入る型と、いったん治癒した病巣から血管内に入り込む型があります。中高年の発症者には、血液疾患、膠原病、ステロイド薬を内服中など免疫不全の人が多いようです。また、欧米ではHIV感染者に合併しやすいと報告されています。

 発病初期には倦怠感、食欲不振、発熱、頭痛、嘔吐、精神症状が現れやすく、次いで、水頭症によって脳圧が高まって脳浮腫を起こし、意識障害、運動障害、片麻痺、不随意運動、けいれん、足の痛み、知覚障害、膀胱直腸障害などを示します。

 髄液中に結核菌を証明することで診断できます。また、髄液中のリンパ球の増加、蛋白量の増加、血糖値の低下、アデノシンデアミネース(ADA)値の上昇も参考になります。脳CT、MRIで水頭症の存在や脳底部髄膜肥厚、脳梗塞の所見がみられます。

結核性髄膜炎と関連する症状・病気

(執筆者:福井大学医学部附属病院呼吸器内科教授 石崎 武志)

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