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パーキンソン症候群
ぱーきんそんしょうこうぐん

パーキンソン症候群とは?

どんな病気か

 パーキンソン病を含むパーキンソニズム(コラム)を来す病気の総称で、無動、筋固縮、振戦(震え)などがみられます。

原因は何か

 多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症などの神経変性疾患や、多発脳梗塞や脳炎などでの脳全体の機能障害、一酸化炭素中毒やマンガン中毒などでの大脳基底核の障害、薬剤による副作用などが原因となります。

検査と診断

 症状でパーキンソニズムがみられればパーキンソン症候群ですが、原因は前記のようにさまざまです。病歴や服薬歴などの情報や、頭部CT、MRIによる画像診断が有用です。

治療の方法

 パーキンソン病治療薬が試されますが、パーキンソン病に対するほどの効果はみられないことがほとんどです。

(執筆者:藤沢市民病院神経内科医長 小山 主夫)

パーキンソン症候群に関連する可能性がある薬

医療用医薬品の添付文書の記載をもとに、パーキンソン症候群に関連する可能性がある薬を紹介しています。

処方は医師によって決定されます。服薬は決して自己判断では行わず、必ず、医師、薬剤師に相談してください。

・掲載している情報は薬剤師が監修して作成したものですが、内容を完全に保証するものではありません。

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コラムパーキンソニズム

藤沢市民病院神経内科医長 小山主夫

 パーキンソニズムとは、「パーキンソン病と似たような症状」を意味する言葉で、振戦(震え)、無動(体の動きが少なくなったり、遅くなったりする)、筋固縮(体が固くなる)という症状を総称していいます。パーキンソニズムを示す疾患には、パーキンソン病を含む神経変性疾患や多発脳梗塞、脳炎、一酸化炭素中毒、マンガン中毒、薬物の副作用などがあります。

 とくに消化性潰瘍に用いられるスルピリド(ドグマチールなど)や精神科での治療薬による薬剤性パーキンソニズムは、原因の薬を中止することで改善します。動作がゆっくりになったり、歩行困難がみられたりする場合には、主治医に相談して内服薬の調節をしてもらったり、場合によっては専門医の診察が必要です。

コラム錐体路と錐体外路

藤沢市民病院神経内科医長 小山主夫

 錐体路とは随意運動に関与するもので、その経路は前頭葉の運動野から延髄の錐体交差で反対側に交差し、脊髄の前角に至るまでをいいます。この経路は、いうなれば運動の「オン・オフ」のはたらきをし、錐体路の障害では運動麻痺がみられます。

 一方、錐体外路とは大脳深部の基底核を中心とする複雑な経路で、運動や筋緊張を調整するはたらきをしています。錐体外路の障害では、筋緊張の異常や、さまざまな不随意運動がみられます。

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