カルベ扁平椎(好酸球性肉芽腫症)
かるべへんぺいつい(こうさんきゅうせいにくげしゅしょう)
- 整形外科
- 診療に適した科
もしかして... 脊椎カリエス
カルベ扁平椎(好酸球性肉芽腫症)とは?
どんな病気か
小児期に脊椎(背骨)が扁平化を起こす病気です。脊椎が扁平化を起こす病気としては、昔は脊椎カリエス(結核)が多くみられましたが、カルベ扁平椎はひとつの脊椎だけに病変がみられ、他の脊椎に病変が波及しないこと、骨端症のように一定期間の破壊ののち修復し、発症前の状態にもどることが特徴です。
1925年のカルベの報告に基づき、カルベ扁平椎と呼ばれていましたが、現在では病態を的確に表現する好酸球性肉芽腫症と呼ばれることが普通です。
症状の現れ方
小児期に腰、背中の痛みで発症し、X線写真ではひとつの脊椎のみがつぶれて扁平になり、かつ骨が濃縮した(白く硬く写る)像を示します。病変は他の部に波及せず、一定の期間をおいて修復に転じ、脊椎の高さも元にもどります。
検査と診断
経過がほかの骨端症と類似しているため、以前は骨端症の一種と考えられていましたが、前述のように病変部の組織を顕微鏡で調べる病理検査により、病変の主体は白血球の一種の好酸球を多く含む肉芽腫性病変であることが判明しました。
この肉芽腫性病変は、ヒスチオサイトーシスXと呼ばれる全身性の病気の1カ所の症状で、頭蓋骨や肋骨にも同様の骨病変が認められることがあります。
治療の方法
この肉芽腫性病変は良性の経過をたどり、経過観察のみで改善消失することが知られています。このため、この病変は多くは経過観察のみで改善します。
肉芽腫に関連する可能性がある薬
医療用医薬品の添付文書の記載をもとに、肉芽腫に関連する可能性がある薬を紹介しています。
処方は医師によって決定されます。服薬は決して自己判断では行わず、必ず、医師、薬剤師に相談してください。
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アザニン錠50mg[クローン病・潰瘍性大腸炎・自己免疫性肝炎]
他に分類されない代謝性医薬品
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水溶性プレドニン10mg
副腎ホルモン剤
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デルモベートクリーム0.05%
鎮痛,鎮痒,収斂,消炎剤
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ソル・コーテフ注射用100mg[注射剤]
副腎ホルモン剤
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メドロール錠2mg
副腎ホルモン剤
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コートリル錠10mg
副腎ホルモン剤
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注射用エンドキサン100mg
アルキル化剤
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