すべて
病名
 × 

梅毒による肛門病変
ばいどくによるこうもんびょうへん

もしかして... 梅毒  膀胱炎  尿道炎  腟炎

つぶやく いいね! はてなブックマーク

梅毒による肛門病変とは?

どんな病気か

 肛門周辺のしこり、痛み、かゆみ、分泌物、いぼ状隆起、肛門の潰瘍、鼠径部のはれなどを起こす病気です。

原因は何か

 トレポネーマ(細菌)に感染している人との肛門性交によって、精液、陰茎粘膜から出たトレポネーマが肛門から進入して感染します。

症状の現れ方

 初期硬結(しこり)は、肛門縁に切れ痔のような硬い腫瘍とさらさらした分泌物を生じ、感染後2~3週間後に局所に出ます。これを第1期梅毒といいます。

 放置しておくと6週間で自然に消え、第2期梅毒へ移行します。肛門周辺には大豆大の扁平な丘疹(扁平コンジローマ)が多発して、梅毒血清反応が強陽性になります。この時がいちばん感染力が強く、そのため膀胱炎尿道炎腟炎、鼠径リンパ節炎などを起こしやすくなります。

治療の方法

 第1期梅毒では2~6カ月、第2期では1年半の長期間にわたってペニシリン系抗生剤の内服が必要です。

 第2期梅毒では、完治させるために根気強い治療が必要です。

病気に気づいたらどうする

 泌尿器科専門医または肛門科専門医に受診して、治るまでパートナーと同時にしっかり治療し、他人にうつさないマナーが必要です。

梅毒による肛門病変と関連する症状・病気

(執筆者:特定医療法人社団松愛会松田病院理事長・院長 松田 保秀)

おすすめの記事