卵巣機能低下症
らんそうきのうていかしょう
卵巣機能低下症とは?
どんな病気か
女性で性ホルモンが低下する疾患群です。二次性徴の不全と無月経がみられます。
原因は何か
卵巣に原因がある高ゴナドトロピン性性腺機能低下症のなかでの最多はターナー症候群です。低ゴナドトロピン性性腺機能低下症の内容は男性のそれと同様ですが、女性ではとくに分娩時の大量出血に合併するシーハン症候群(下垂体出血)が特徴的です。神経性食欲不振症による無月経もこの群に入ります。
検査と診断
男性の精巣機能低下症とおおむね同様です。テストステロンをエストラジオールに、クラインフェルター症候群をターナー症候群(45,X)に置き換えます。
治療の方法
状態に応じて、周期的な女性ホルモン補充で月経を起こさせるカウフマン療法、ゴナドトロピン補充で排卵を期待するhCG-hMG療法などが選択されます。
病気に気づいたらどうする
婦人科受診が第一ですが、低ゴナドトロピン性の場合は内分泌内科の関与が重要です。
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