ぶどう膜炎
ぶどうまくえん
ぶどう膜炎とは?
ぶどう膜は虹彩、毛様体、脈絡膜で構成され、眼球組織のなかでは最も血管と色素に富む組織です。ぶどう膜炎は糖尿病眼合併症としては比較的まれですが、しばしば瞳孔領にフィブリン膜を形成し、急激に発症する虹彩炎(前部ぶどう膜炎)と同様の症状が現れます。多くは血糖コントロールが不良の状態で発症します。
細隙灯顕微鏡検査で診断されます。症状としては充血、霧視(霧がかかったように見える)、眼痛、流涙、視力の低下などが認められます。放置すると虹彩後癒着、緑内障などを引き起こすことがあります。治療法としてはもちろん血糖コントロールが基本ですが、眼科的には消炎、癒着解離を目的としたステロイド薬や散瞳薬の点眼が主体になります。
ぶどう膜炎と関連する症状・病気
ぶどう膜炎に関連する可能性がある薬
医療用医薬品の添付文書の記載をもとに、ぶどう膜炎に関連する可能性がある薬を紹介しています。
処方は医師によって決定されます。服薬は決して自己判断では行わず、必ず、医師、薬剤師に相談してください。
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フルメトロン点眼液0.1%
眼科用剤
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メドロール錠2mg
副腎ホルモン剤
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コートリル錠10mg
副腎ホルモン剤
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プレドニゾロン錠1mg(旭化成)
副腎ホルモン剤
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フルオレサイト静注500mg ジェネリック
その他の診断用薬(体外診断用医薬品を除く。)
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ボルタレン錠25mg
解熱鎮痛消炎剤
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ボスミン注1mg[急性低血圧時の補助治療用など]
副腎ホルモン剤
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オルガドロン注射液1.9mg
副腎ホルモン剤
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デカドロン注射液1.65mg
副腎ホルモン剤
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ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mL
副腎ホルモン剤
・掲載している情報は薬剤師が監修して作成したものですが、内容を完全に保証するものではありません。
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ぶどう膜炎に関する病院口コミ
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安心して様々な眼科疾患の治療が可能
ナースアンケート調査回答者さん 30代男性 2015年12月14日投稿
広島大学病院では、緑内障をはじめとして、網膜、硝子体疾患、ぶどう膜炎(眼球を包む、血管が豊富な組織が炎症を起こす病気)、白内障など、様々な眼科疾患を対象に積極的な治療が行われています。 先生方はどなた… 続きをみる
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名医
ようすけさん 30~40代男性 2013年01月21日投稿
20数年来のぶどう膜炎に似た奇病に悩まされており、毎年1回はどちらかの眼が数か月間見えなくなる症状で悩まされておりました。 昨年も同症状がおこりまして、完治を祈り、他院の眼科へ行きました。 約半年、… 続きをみる
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専門の先生で安心
患者さんの声さん 20代以下女性 2012年12月06日投稿
ブドウ膜炎を以前見てもらい、専門の先生がいるから安心できました。 雰囲気もよいです。 続きをみる
ぶどう膜炎に関する医師Q&A
ぶどう膜炎の治療中の赤沈高値について
6歳の子がぶどう膜炎の治療中で、ヒュミラを半年前くらいに初めて目の炎症はずっと落ち着いています。 …
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