東京医科歯科大学歯学部附属病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

東京医科歯科大学歯学部附属病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

顎顔面外科

分野

歯科口腔外科

特色

口腔外科疾患、顎顔面外科疾患については、国内で最多の患者数を有する施設の一つである。口腔顎顔面領域のすべての疾患の治療を行っているが、その中でも、口腔癌、口唇口蓋裂、顎変形症の治療に関しては多くの実績がある。歯科病院という特色から、口腔癌治療においては、腫瘍の切除のみならず、再建手術や顎補綴を組み合わせて、顎顔面形態の回復、ならびに咀嚼、嚥下、発音などの機能回復を積極的に行っている。また、口唇口蓋裂治療では、各科との連携により出生直後から成人に至るまで、長期にわたる総合診療が行われている。

症例数

口腔癌=年間100人を超える新患が受診し、100件前後の手術が行われている。舌癌では手術または放射線が、歯肉癌については通常、手術を主体とした治療が行われる。また、上顎洞癌に対しては放射線治療、化学療法と手術を組み合わせた三者併用療法を行い、良好な成績を得ている。放射線治療については本学医学部附属病院放射線科とのカンファレンスが行われている。顎顔面領域では手術により、舌、口底、顎骨等の切除が行われるため、顔面形態の修復のみならず咀嚼、嚥下、発音などの機能障害を最小限にするよう切除とともに、各種皮弁、筋皮弁、骨付き皮弁を用いた再建手術が行われる。また、顎義歯外来、インプラント治療外来、言語治療外来、摂食嚥下リハビリ外来と連携して咀嚼・発音・嚥下機能の回復を行っている。進行度に応じた治療成績は部位にもよるが、舌癌新鮮症例ではStageI:92%、II:93%、III:71%、IV:57%である。口腔癌治療では早期発見・治療を目指し、高成績が得られるよう努めている。前癌病変についても多数の患者が来院している

口唇口蓋裂=毎年約50人の新患が受診している。毎年約100件の口唇口蓋裂関連手術が行われる。口唇口蓋裂患者は口唇や鼻の変形、哺乳障害、言語障害、咀嚼障害、歯並びの異常、上顎の発育不全などを生じる可能性が高く、また、舌小帯異常、エナメル質形成不全、中耳炎、心疾患などの合併疾患を伴うものが少なくない。本疾患の治療は、出生直後から成人に至るまで当院の口唇口蓋裂治療スケジュールに沿って、言語治療、歯科矯正治療、小児歯科、顎義歯、インプラント治療の各外来、耳鼻咽喉科、小児科などの関連各科と緊密に連携をとりながら治療をすすめている

治療成績=口蓋裂手術後の鼻咽腔閉鎖機能は約90%と良好であり、軽度不全や不全の患者については発音補助装置、咽頭弁移植手術などが行われ言語も良好となっている。咬合については、就学時には口蓋裂単独のものでは大部分が良好なかみ合わせをしている。口唇口蓋裂では約80%は反対咬合を呈しているが、大部分が歯科矯正治療により良好なかみ合わせとなる。反対咬合が高度のものでは、顎矯正手術や骨延長術を適用することもある。最終的には、多くの患者が成人期までに良好な鼻口唇形態、顎顔面形態、咬合を獲得している

顎変形症=毎年約60例の顎矯正手術が行われている。ほとんどの症例で手術前後の歯科矯正治療が必要である。反対咬合を伴う下顎前突症が約70%であり、通常、口の中から下顎の骨切り術が行われる。近年では高度の顎変形を伴うものでは、上顎と下顎の骨切り術が同時に行われる。いずれの場合も顔面皮膚には全く傷がつかない。また、高度の顎発育不全に対する治療として骨延長術が導入されている。また、歯科矯正治療の治療期間を短縮し、治療効果を高めるために、矯正用インプラントの設置術も増加しつつある

治療成績=歯科矯正治療を連携した治療により、手術後の後戻りは稀である。また、顎矯正手術後の合併症として比較的よくみられる顔面皮膚知覚異常に対しては、定期的な知覚検査を行うとともに、術後早期からの薬物療法等を行い対応している。知覚異常が出現した場合でも、術後約1年の時点では大部分の症例で術前と同程度の知覚の回復が得られている。

医療設備

病院としてCT、歯科用CT、MRI、超音波診断器など必要な機器はすべて完備。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

口腔外科(顎口腔外科)

分野

歯科口腔外科

特色

口腔顎顔面領域にみられる外科的疾患に関して、一般外来と専門外来とを設けて集学的な診断と治療を行っている。特に口腔癌に関しては豊富な基礎・臨床研究に基づいた高度先進的な診断と治療を行っている。顎変形症、口唇口蓋裂、顎関節疾患においても臨床・基礎研究から得られた成果をフィードバックし、治療成績の向上を図っている。なお病診連携のもと、口腔外科小手術ではデイサージャリー(日帰り手術)を行っている。

症例数

10年の初診患者数は6,155人、外来小手術件数は多数、中央手術件数は404件である

口腔領域悪性腫瘍=161人(同年の初診)で、入院手術件数は150件。口腔(舌、口腔底、上下顎の歯肉、頬粘膜、口蓋、口唇など)を中心に、中咽頭、大唾液腺、頸部などに発生した悪性腫瘍の診断と治療に関する臨床的ならびに基礎的研究を行っている。治療成績の向上と治療後のQOL(Quality of Life:生活の質)を維持するために、腫瘍の進行度、組織学的悪性度、分子生物学的特徴等を考慮して、症例ごとに手術、放射線治療、化学療法を適切に組み合わせたテーラーメイド治療を行っている。その中でも、外科療法では低侵襲手術により術後のQOLを確保し、広範切除例にもマイクロサージャリーを応用した遊離組織移植(前腕皮弁、腹直筋皮弁、肩甲骨皮弁、腓骨皮弁など)による再建手術を行い、さらに術後には顎補綴やインプラントの応用等により口腔顎顔面の形態と機能の維持と回復を図っている。また基礎的研究に基づいた先進的治療法の開発とその臨床応用(センチネルリンパ節生検等)を積極的に推し進めている。口腔癌の病期別5年生存率はI期、II期、III期、IV期症例ではそれぞれ98.4%、94.7%、84.4%、80.2%である

顎変形症=同年の入院手術件数は45件、矯正科との合同カンファレンスにより手術時期、手術法を決定する。特に当科においては重症例が多い。下顎骨の骨接合にはチタンプレートやチタンスクリューを、時には吸収性プレートを、上顎骨にはチタンミニプレートを用い、術後の顎間固定は行わず、術後早期に経口摂取等を可能にしている。また術後の顎関節症状を予防するために顎関節の位置決定装置を開発し、その応用により良好な成績を得ている。手術では術前に自己血貯血を行い他者からの輸血は行わない

口唇口蓋裂=23人(同年初診)、入院手術件数は34件。審美、咀嚼、言語障害等の様々な問題に対して、小児科、矯正科、耳鼻科、顎口腔機能治療部、言語療法士や心理療法士らと連携のもとに総合的かつ一貫治療を行っている。基本的治療体系としては生後1~3週にHotz口蓋床の装着、鼻歯槽突起形成法を行い、3~6カ月に口唇形成術、1歳6カ月に口蓋形成術を行う。顎裂部への骨移植(PRPの応用)や鼻形成術に関しては、合同カンファレンスにより施行時期を決定する。「CLPの会」を開催し講演を行うとともに、インターネットによる相談(http://www.tmd.ac.jp/dent/os2/CLP.html#Anchor-21683)を常時受け付けている

顎関節症=321人(同年初診)。チャート式による簡易診断法を開発し、顎関節疾患における系統的診療体系を確立している。特に関節雑音に関する病態の解明とその治療に力を入れ、顎関節円板前方転位例に対しては独自に開発した円板整位運動療法により良好な成績を得ている

外傷=117人(同年初診)。顎骨骨折に対しては、チタン製ミニプレートを用いて低侵襲手術による整復固定術を行い、顎間固定は行わず術後早期の経口摂取や在院日数の短縮、早期の社会復帰を可能にしている。

医療設備

X線CT、3DX、MRI、超音波診断装置、レーザーメス、熱メス、顔面形態シミュレーション、顎関節鏡視下システム、電子内視鏡、インプラントシステムなどを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

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