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薬価 1錠あたり8.8円
剤形 白色の錠剤、直径7.0mm、厚さ2.4mm
シート記載 ラニラピッド0.1mg Lanirapid0.1mg
薬効分類 個々の器官系用医薬品 > 循環器官用薬
主成分

メチルジゴキシン

同じ成分の薬

この薬の添付文書

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

作用と効果について

心臓に直接働いて心臓の筋肉の収縮力を強くしたり、速くなりすぎた脈を調節します。
通常、うっ血性心不全、心房細動・粗動による頻脈、発作性上室性頻拍の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。房室ブロック、洞房ブロック、ジギタリス中毒、閉塞性心筋疾患、急性心筋梗塞、心室性期外収縮、心膜炎、肺性心、WPW症候群、電解質異常(低カリウム血症、高カルシウム血症、低マグネシウム血症など)、腎疾患、血液透析を受けている、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

急速飽和療法[飽和量:6~18錠(主成分として0.6~1.8mg)]:初回2~3錠(0.2~0.3mg)、以後、1回2錠(0.2mg)を1日3回服用し、十分効果のあらわれるまで続けます。
維持療法
:1日1~2錠(0.1~0.2mg)を服用します。
いずれも、必ず指示された服用方法に従ってください。

効果発現量と中毒量が接近しているので、血液中の薬の濃度を測定して増減されます。定期的に受診して必ず医師のチェックを受けてください。

飲み忘れた場合は、飲み忘れた分はとばして、次回からは指示通りに飲んでください。何か気になることがあったら、医師または薬剤師に相談してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用について

主な副作用として、悪心・嘔吐、食欲不振、不整脈、徐脈、下痢、蕁麻疹、紫斑、浮腫、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・脈がひどく遅くなる、脈が速くなる、脈がとぶ、脈が乱れる、息切れ、急に意識がなくなる、胸が締めつけられる、胸が痛い [ジギタリス中毒(高度の徐脈、二段脈、多源性心室性期外収縮、発作性心房性頻拍、房室ブロック、心室性頻拍症、心室細動等の不整脈)]

・急激な腹痛、便に血が混じる、発熱、吐き気、嘔吐 [非閉塞性腸間膜虚血]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

直射日光と湿気を避けて、子どもの手の届かないところに室温(1~30℃)で保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

更新日付:2013年04月23日

ラニラピッドに関する医師Q&A

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医療者の実際の評価

※ ラニラピッドという名の全薬剤(形は異なるが成分は同じ)の評価を掲載しています。「医療者の実際の評価」についての詳細はこちらをご覧ください。

医師 40代 大学病院 心臓血管外科(胸部外科)

私の処方の仕方 内服ができない患者様にはジゴシン、ジゴキシン。
微調整が必要な場合はジゴシン散を使用しています。
効能としては多剤とそんなに差はないような気がします。
高齢で腎機能低下患者は血中濃度とあまり相関なく効きすぎる印象があります。
剤形も数あり、ほぼラ二ラピッドしか使っていません

この評価に他の医療者から補足

なお・・・薬剤師 50代 保険薬局[投稿日:2016年 02月 24日]

心臓の収縮力を強める薬の使い分け(微調整が必要な時はジゴシン散)が判りやすい説明だと思います。

さらに!薬剤師 40代 保険薬局[投稿日:2016年 02月 19日]

痛み止めと併用するとこの薬の排泄が遅くなるので、痛み止めを服用している事を申し出てください。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

医師 40代 診療所(勤務医) 内科(一般/総合内科)

私の処方の仕方 古典的なジギタリス製剤である。
副交感神経刺激作用があり、心収縮力改善・徐拍化させる。
心房細動による低心機能状態(心不全)によい適応があるが、予後が悪くなるといった報告が最近見られる。
過量投与すると、ジギタリス中毒による症状・変化がみられるため、定期的に血中濃度を測定しながら投与を続ける必要がある。
特に高齢者には注意を要する。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「この薬で心臓が良くなるのですか?」と聞かれることがありますが、
「良くなるというより、状態が悪くならないようにするために、ラニラピッドを継続して飲むことが必要です。」と説明しています。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

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併用禁忌(禁止)・注意の処方薬

薬の併用には専門的な判断が必要です。必ず、医師、薬剤師に相談してください。

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処方実績の多い疾患

※ 処方実績はレセプトデータ(2015年04月~2015年09月)を基準としています。

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医療者の実際の評価(続き)

薬剤師 40代 私立病院

ベネフィット(効果) ジギタリス系の強心薬です。
心臓の収縮力を高め、ゆっくりとした脈を打たせます。
血液が循環するようになるので、呼吸が楽になり、むくみや体にたまった余分な水分が減ってきます。

リスク(副作用など)と対処法 効果がある量と副作用が出やすい量にあまり差が無いため注意が必要です。
過量になると、食欲不振・吐き気・下痢・動悸・目がチカチカなどの症状が出る場合がありますので、早めに受診しましょう。

実用的な特徴 薬の形が0.05mg錠も0.1mg錠も特徴があります。
セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)などの健康食品はこの薬の作用を弱めますので中止してください。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「下剤(カマグ)を服用しているが…」と聞かれることがありますが、「時間を空けて服用ください」とお伝えします。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

医師 50代 私立病院 循環器内科

私の処方の仕方 ジギタリス系の強心薬である。
ジギタリスは心不全の治療薬としては、歴史上最も古い薬剤といっても過言ではない。
近年、次々と新しい心不全の薬剤が開発されて、発売されて来ているが、いまだにジギタリスを越える有用性を持つ心不全治療薬が誕生していないのが現状である。
また、本剤は、正の変力作用の他に、負の変伝導作用と負の変時作用を合わせ持つ薬剤であるため、心不全を患った不全心特有の上室性頻脈性不整脈に対しても有効であり、この特徴も他の心不全治療薬では見られない利点である。
ラニラピッドの製造販売者は中外製薬である。

現場で質問・誤解されがちな内容と回答法 「ジギタリス製剤は他にもあるようですが、ジゴキシン錠など類似薬と比べた時に、ラニラピッドだと何が良いのですか?」と質問されがちだが、
「ラニラピッドはメチルジゴキシンといって、他のジゴキシンとは違う構造式を持つ薬剤です。そのため、他のジゴキシンでは消化管からの吸収にばらつきが生じ、結果的に薬剤の血中濃度にもばらつきが生じ、薬効が十分発揮されないことがあるのに対し、ラニラピッドはほぼ100%消化管から吸収されるため、薬効の十分な発揮が可能となるばかりでなく、血液中の薬物濃度を薬剤投与量により微調整可能となるという、他剤に対する優位性を持っているのです。」と説明する。

※投稿内容に問題がある場合は、問題投稿を通報ページから教えて下さい。

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ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、中外製薬株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している併用禁忌・併用注意の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ラニラピッド錠0.1mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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「医療者の実際の評価」はあくまで参考材料のひとつに

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