ゾシン静注用2.25

処方薬注射剤

ゾシン静注用2.25の基本情報

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作用と効果

細菌の細胞壁合成を阻害して殺菌的に作用する抗生物質です。また、一部の細菌は抗生物質を分解する酵素(β-ラクタマーゼ)を産生しますが、この酵素を阻害する成分も含んでいます。
通常、敗血症、深在性皮膚感染症、びらん・潰瘍の二次感染、肺炎、腎盂腎炎、複雑性膀胱炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、発熱性好中球減少症の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。伝染性単核球症、腎障害(血液透析を含む)、出血素因、肝障害がある。本人または両親・兄弟がアレルギー反応(気管支喘息、発疹、蕁麻疹など)を起こしやすい体質、経口摂取の不良または非経口栄養、全身状態が悪い。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、1日2~4回、点滴で静脈内または静脈内に注射します。

成人の腎盂腎炎および複雑性膀胱炎では、5日間を目安とします。

深在性皮膚感染症、びらん・潰瘍の二次感染、市中肺炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、胆管炎、発熱性好中球減少症および小児の腎盂腎炎、複雑性膀胱炎では、14日間を目安とします。

敗血症および院内肺炎では、21日間を目安とします。

副作用

主な副作用として、下痢、軟便、嘔吐、発熱、便秘、発疹、肝機能異常、頭痛、眼瞼浮腫、腎機能障害などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・呼吸困難、喘息様発作、かゆみ [ショック、アナフィラキシー]

・赤い発疹、眼球結膜の充血、口腔粘膜などの痛みを伴った粘膜疹 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症]

・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]

・むくみ、尿量減少、食欲不振 [急性腎障害、間質性腎炎]

・発熱、のどの痛み、鼻血・歯ぐきの出血、貧血 [汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少症、溶血性貧血]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

大鵬薬品工業株式会社

薬価

1瓶あたり1010円 ジェネリックを探す

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 抗生物質製剤 > 主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

タゾバクタム

この成分で処方薬を探す

ピペラシリン水和物

この成分で処方薬を探す

YJコード

6139505F3020

レセプト電算コード

620008446

更新日付:2023年02月20日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ゾシンに関する医師Q&A

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