アディノベイト静注用キット1000

処方薬注射剤

アディノベイト静注用キット1000の基本情報

印刷する

アクセスランキング(03月28日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • アディノベイト静注用キット1000の画像
    アディノベイト静注用キット1000の画像

作用と効果

血液凝固第VIII因子であり、出血傾向を抑えます。
通常、血液中の血液凝固第VIII因子が欠乏している人(血友病A)の出血傾向の抑制に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

添付の溶解液5mLで溶解し、静脈内に1分間に10mLを超えないスピードでゆっくりと注射します。(製剤1本に対して30秒以上かけて注射してください。)通常、1回体重1kg当たり10~30国際単位を使用しますが、患者の状態により適宜増減されます。定期的に注射する場合、通常、成人および12歳以上の小児は、1回体重1kg当たり40~50国際単位を週2回使用しますが、患者の状態により1回体重1kg当たり40~50国際単位を2日間隔、1回体重1kgあたり40~80国際単位を3~7日間隔で注射することがあります。ただし、注射の間隔を4~7日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認のうえで5日間隔まで、さらに7日間隔まで段階的に延長されることがあります。12歳未満の小児は、1回体重1kg当たり40~60国際単位を週2回使用しますが、患者の状態により1回体重1kg当たり40~60国際単位を2日間隔、1回体重1kgあたり40~80国際単位を3~4日間隔で注射することがあります。ただし、投与間隔を4日間隔に延長する場合は、一定期間出血が認められないことを確認し延長されることがあります。本剤は1バイアル中に主成分1,000国際単位を含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。

注射間隔の延長後に出血が増加した場合は、用法および用量が変更されることがあります。

一度溶かした薬は室温にて3時間以内に使用してください。3時間以内に使用しない場合は、廃棄してください。また、溶かした薬がにごっている場合や、沈殿をみつけた場合には、使用しないでください。

使用者(患者)が希望した場合には、本人が一定の基準を満たしていることを担当の医師が確認した後、自己投与(自己注射)を行うことができます。

注射し忘れた場合は医師や薬剤師、看護師に相談してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。

誤って多く注射した場合は医師や薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、注射するのを止めないでください。

副作用

主な副作用として、じんましん、発疹、中耳炎、上気道感染、下痢、吐き気、注射部位の痛み、関節痛、頭痛、めまい、眼の充血、赤くなる、喀血が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・じんましん、寒気、血管浮腫 [ショック、アナフィラキシー]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

自宅などで保管する場合、薬は冷蔵庫で保存することが望ましいですが、室温(1-30℃)で保存することもできます。その場合は薬の使用期限を超えない範囲で3ヵ月以内に使用し、再び冷蔵庫に戻さないでください。

乳幼児、小児の手の届かない場所に保存してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

使用済みの医療機器などの廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

武田薬品工業株式会社

薬価

1キットあたり103132円

剤形

白色の凍結乾燥した注射用剤

シート記載

-

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 生物学的製剤 > 血液製剤類 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ルリオクトコグ アルファ ぺゴル(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

6343446G3020

レセプト電算コード

622623601

更新日付:2023年06月27日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

アディノベイトに関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

アディノベイト静注用キット1000の他の剤形

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、武田薬品工業株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・アディノベイト静注用キット1000を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。