北海道唯一のせき損センターとして首・背中・腰のさまざまな痛み改善に高度な医療でサポート

[北海道・東北] 2013年6月03日 [月]

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独立行政法人労働者健康福祉機構 北海道中央労災病院せき損センター 副院長・須田浩太先生

独立行政法人労働者健康福祉機構 北海道中央労災病院せき損センター
副院長・須田浩太先生

北海道大学大学院卒業。日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会脊椎外科認定医、日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医。
日本脊椎脊髄外科学会評議員、日本脊髄障害医学会評議員、日本脊椎インストゥルメンテーション学会評議員、Cervical Spine Research Society(国際頚椎学会)メンバーなど。

道内で唯一 高度な専門医療を提供するせき損センター

 開院当初から炭鉱災害などの脊髄損傷や外傷性骨折などの整形外科を主とした外科系病院として運営してきた北海道中央労災病院せき損センター(旧美唄労災病院)。平成20年4月に現名称へと変更し、せき損医療に特化してより高度な医療を提供しています。
 「当院は、脊椎・脊髄損傷に対して、救急から慢性期のリハビリテーション、そして社会復帰に至るまで、一貫して高度な専門医療を提供している道内唯一の専門施設です。内科を始め、各科との連携をし、総合的な診療を行っています」
 こちらはヘリポートも設置されており、急性期の患者さんを積極的に受け入れています。昨年度は100人近くもの急性期脊損を受け入れており、この数は日本一ではないかと言われています。

レベルの高さとその特殊性により国内外からも注目

 「急性期の脊椎外傷では、少しでも早く手術を行えば救える例があります。そのため、当院ではヘリ到着から手術室入室まで無駄な時間が生まれないよう迅速に徹しています。搬入から手術まで1~1.5時間と短時間で完結しており、この早さは世界一といっても過言ではありません。これを実現するには全職員が一致団結した脊損医療=巨大なチーム医療を結成する必要があります。スタッフ全体で一人の患者さんを見て、情報共有する上でも重要です」
 外傷以外の脊椎疾患に関しても、他院で匙を投げられた症例や、やり直しの手術など数多く手掛けており、そのレベルの高さと特殊性は、国内外からも注目されています。「手術は小さいものから大きなものまで、様々なものを扱っています。また、難易度の高い症例に対してオリジナル手術法を複数開発しており良好な成績を収めています」

手術から社会復帰まで手厚くサポート

 こちらは、脊椎疾患の手術件数が年間で400例ほど。脊損が100例弱で北海道内での脊損のうち、3分の1~半分弱の症例を担っているといいます。
 「これからは老老介護の問題などもあり、手術が成功したからといってもなかなか自宅に戻りづらい場面も少なくありません。特に脊損患者さんでは深刻な問題です。当院では、手術からリハビリ、そして社会復帰までのサポートを行いますので、安心して受診してください」

北海道中央労災病院せき損センター

北海道中央労災病院せき損センター
公式サイト:http://www.hokkaidoh-s.rofuku.go.jp/

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