70代男女のスポーツクラブ所属率が増加 運動能力は過去最高に

[ニュース・トピックス] 2013年11月11日 [月]

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スポーツクラブに参加する高齢者が増加

(この画像はイメージです)

 皆さんは週に何回くらい運動をしていますか?ゴルフやゲートボールを友人と楽しんだり、ジムに通って体を鍛えている方も多いかと思います。近年、ロコモティブシンドローム(=ロコモ)をはじめとする、加齢による疾患を予防するため、積極的に運動をする人が増えています。その傾向は、文部科学省が行った平成24年度体力・運動能力調査にも如実にあらわれています。調査によると70代男女のおよそ4割がスポーツクラブに所属しており、なんとこれはすべての年代の中で最も高い割合となっているのです。

70代の運動能力 調査開始以来、過去最高に

 今回の調査で、70代男女の運動能力は過去最高となったことがわかりました。たとえば、平成11年度体力・運動能力調査と比べてみると、70代男性では、平均34.72kgだった握力が平均36.10 kgに(女性は21.89kg→22.87kg)、開眼片足立ちの平均は、53.71秒が64.02秒(女性は43.89秒→61.08秒)まで伸びました(※平成11年度の数値は、文部科学省 平成11年度体力・運動能力調査より算出)。
 この結果について文部科学省は、健康ブームにより退職後の時間を運動にあてた人が多かったのではないか、と分析しています。
 こうした結果をみると、あわてて運動をはじめたくなってしまいますが、急激な運動はケガの原因になります。まずはストレッチやウォーキングなど、軽めの運動から体を慣らし、興味のある運動に挑戦してみてはいかがでしょうか。ロコモは日ごろの運動不足などから発症する病気。楽しく予防したいですね。(QLife痛み編集部)

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