厚労省 「介護作業者の腰痛予防対策チェックリスト」を公開

[ニュース・トピックス] 2014年10月09日 [木]

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腰の負担が大きい介護のお仕事

(この画像はイメージです)

 2013年、厚生労働省は19年ぶりに「職場における腰痛予防対策指針」を改訂しました。同省によると、2011年に「腰痛」が原因で4日以上仕事を休んだのは4,822件にも上ります。また、業種別にみてみると、社会福祉施設が全体の19%と、この10年で件数が2.7倍に増加しており、重い荷物を持つ仕事などを対象としていた指針が介護現場にも取り入れられました。
 さらに今年9月25日には、同省より「介護作業者の腰痛予防対策チェックリスト」が公開されました。このチェックリストは、介護従事者の作業内容や作業環境をチェックすることで腰痛を起こすリスクを見つけ出し、予防策を講じることを目的としています。

介助作業12項目を「作業姿勢」などでチェック!

 チェックリストは「着衣時の移乗介助」や「食事介助」など12の介助項目に分かれており、それぞれ「作業姿勢」「重量負荷」「頻度/作業時間」「作業環境」をチェックすることでリスクを「高・中・低」の3つに分類することができます。また、介護者が自身の姿勢のどこに問題があるのか気づきやすいように「適切な作業姿勢」と「適切でない作業姿勢」が図を交えて紹介されています。
 今回公開されたチェックリストは介護従事者のためのものですが、自宅でご家族の介護を行う方や力仕事を行う一般の方でも参考になる点がありそうです。一度このチェックリストを試してみて、ご自身の腰に過度な負担がかかっていないか確かめてみてはいかがでしょうか。(QLife痛み編集部)

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