背中&腰をほぐそう!

[今からできる!ロコモ予防体操] 2013年8月22日 [木]

facebook
twitter
google
B

 腰痛は少しくらい大丈夫だろうと、放置しておくと、腰だけでなく、ひざ痛などの原因にもなります。今回は腰痛を軽減させる体操をご紹介します。毎日ちょっとずつでも良いので続けてみましょう。

背中から腰まわりをほぐそう!

図解「背中から腰まわりをほぐそう!」

うつぶせに寝て、手は顔の前で軽く組みます。両脚は少し開き、ひざを軽く曲げ、足裏が天井を向くようにします。ひざ下を自動車のワイパーのように左右に傾けます。5回繰り返し元の位置に戻します。慣れてきたらひざ下を床につくくらいゆっくり倒します(5セット)。

チェックポイント

腰痛持ちでも痛みを起こさずに身体全体を動かせる体操です。ただ体操中に痛みを感じた場合はひざ下だけでなく全身を大きく動かすようにすると無理なく行えます。

腰の可動域を広げよう!

図解「腰の可動域を広げよう!」

立った状態で、右手を左肘に当てます。左手で右手を引っ張るようなイメージで腰を左にひねり視線はかかとに落とします。ゆっくり元に戻したら反対側も同様に。3セット続けます。

チェックポイント

手を支えることで、無理なく体をひねることができます。勢いをつけると逆に腰を痛める原因にもなるのでゆっくり行いましょう。

講師:渡會公治先生

帝京平成大学健康メディカル学部教授。1975年東大医学部を卒業後、整形外科医としてスポーツ医学を研修。ロサンゼルス・オリンピックのチームドクターなど、現場の体験を活かし、1988年より23年間、東大身体運動研究室准教授として研究活動に注力すると共に、東大生にスポーツ医学の講義ならびに実技を行っていた。この医師と体育教官の両方の目で身体、運動、スポーツ障害を見てきた経験から上手な身体の使い方が障害治療にも予防にも必要であると結論し、高齢者の健康寿命を損なうロコモ(ロコモ―ティブ症候群)にも応用、美立健康協会を設立し各地でロコモ対策美立教室を行っている。

記事の見出し、記事内容、およびリンク先の記事内容は株式会社QLifeの法人としての意見・見解を示すものではありません。
掲載されている記事や写真などの無断転載を禁じます。

「痛み」の注目記事