会員限定この記事を読むと10pt 進呈!!

新規会員登録(無料) ログイン

[サプリメントコラム] 2008/05/12[月]

いいね!つぶやく はてなブックマーク

0507_100.jpgまた、信じられないような不祥事が明るみに出た。横浜市大医学部で、前医学部長の教授(3月に医学部長を辞任)が学位を取得した大学院生から謝礼金を受け取っていたというのだ。

長年の慣習では済まされない!

横浜市立大医学部(横浜市金沢区)の学位取得を巡る謝礼授受問題で、同大の学位審査対策委員会は2日、教授と准教授ら16人が大学院生らから総額約570万円を受け取ったとする調査結果(中間報告)を公表した。

院生らへの調査で、指導教授ら17人を名指しして総額約320万円を渡したとしていることが判明。このうち8人は授受を認めた16人とは別の教員で、対策委は「現金授受が広がる可能性が高い」としている。対策委は指導教授が「学位を出さないこともできる」と脅し、謝礼を求めたケースがあったことも指摘した。(読売新聞

山崎豊子の長編小説「白い巨塔」の世界を彷彿とさせるような話だが、こんな前近代的な慣習が21世紀の現代に、いまだまかり通っているとは、はなはだ遺憾である。

受け取った準教授らは「慣習だから」「感謝の気持ちとして」と調査委員会に回答しているそうだが、支払った側の一部の学生からは「要求された」と回答しているそうだ。「学位を出さないこともできる」と言われた学生もいるそうで、ここまでくれば、恐喝まがいの犯罪だ。では受け取った謝礼はどこへ行ったのか?

準教授らは「医局の教材費に使った」などと回答しているようだが、それを裏付ける領収書類が一切無い事から、今回の不祥事の調査に当る弁護士曰く「裏付けは一つもできない」と厳しく指摘。しかし「金銭授受による学位審査への影響は無い」とも公表している。

こんな報告で、はい、そうですか、と納得するほど我々は馬鹿ではない。5月2日に公表された調査委員からの中間報告にはプライバシーを理由として、授受に関与した教授や準教授名前すら公表していないという。もはや自浄能力そのものの欠如が疑われてもしかたないだろう。

子供じみた報復人事に呆れる

さらに驚く事が明るみになった。同大のコンプライアンス委員会に同問題を告発した医師を、専門外の診療科に移動したというのだ。

横浜市立大医学部の学位取得を巡る謝礼授受問題で、同大コンプライアンス(法令順守)推進委員会に内部通報した医師が、神奈川県内にある病院の専門外の診療科に4月1日付で異動していたことがわかった。
同大医学部関係者は、「希望していない専門外の診療科へ異動させないようにしている。今回のようなケースは記憶にない」としている。

読売新聞の取材に対し、医師は昨年11月、嶋田紘教授(64)(3月末で医学部長を退任)の研究室で、「学位を取得した大学院生らとの間で現金の授受が行われている」と推進委に自ら通報したことを明らかにした。(読売新聞

読売新聞の取材に対し、同大事務局によれば、「通報者が誰か分からないのに保護できない。人事を止めたら、逆に(通報者が)分かってしまう。人事で望まないところに行くこともある」と回答しているという。

もはや呆れて返す言葉も無い。こんな詭弁を通すことが出来ると思っているのだろうか?、受け取った側、送った側に一つ言いたい。なぜ医者になろうとしたのか?、今一度、その原点に立ち返り、考えて欲しい。我々は、そんな金にまみれた学位で医者を選ぶ事は決して無い。

白い巨塔に登場する野心家の財前五郎は自らの慢心によって皮肉にも専門である癌に侵され命を落とした。同大も中途半端な調査で、世間が納得したと慢心すれば、同じ命運を辿る事になるだろう。

記事を読んでポイント獲得!

10pt 進呈!!

この記事を読んで
簡単なアンケートに回答すると、
"Amazonギフト券に交換できる"
QLifeポイントを獲得できます!

おすすめの記事

この記事を読んだ人は他にこんな記事も読んでいます。
記事の見出し、記事内容、およびリンク先の記事内容は株式会社QLifeの法人としての意見・見解を示すものではありません。
掲載されている記事や写真などの無断転載を禁じます。