[イベント調査隊が行く] 2013/12/06[金]

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 毎月必ずやってくる、ツライ生理の症状。生理痛やむくみ、ニキビ・肌荒れといった体の不調、そしてイライラや無気力・倦怠感といった心の不調・・・、女性なら誰しも悩まされた経験がありますよね。しかしこの様な月経随伴症状を感じながらも、多くの女性が「生理の時だけだから」と、婦人科を受診せずにやり過ごしてしまっているのが現状です。
 でも、我慢してしまいがちな生理によるその不調、実は深刻な病気が隠れている場合もあるので侮れません。
 バイエル薬品株式会社が主催する「日本人女性の7割が抱える『月経随伴症状』と婦人科受診の重要性」というセミナーに参加し、月経随伴症状の実態調査報告と最新の治療動向を伺ってきました。

年間で約6,828億円の負担!月経随伴症状と経済の意外な関係

 インターネットにより全国の15歳~49歳の女性21,477人を対象に調査を実施したところ、月経随伴症状に悩む女性は全体の74%に及ぶにもかかわらず、その症状により婦人科通院経験のある女性は20.4%に留まっていることが判明しました。受診しない理由として、多くの女性が「自然なものであり治療しなくてもよい」「受診するほど重症ではない」と回答しており、婦人科受診によるメリットが認知されていない現状が明らかとなりました。
 しかし実際に月経随伴症状の治療を受けた方々からは、LEP製剤での治療によって日常生活が改善したとの声が多く寄せられており、適切な治療により大きな効果を期待できることが実証されています。
 東京大学大学院 医学研究科 産婦人科講座 教授の大須賀穣先生は「現在、日本において女性の労働力は必要不可欠なものとなっています。しかし、多くの女性は月経随伴症状を抱えたまま働き、そのことにより女性自身が著しくQOLを損なうことはもちろん、実は経済的にも大きな損失に繋がっているのです。月経随伴症状に関連した社会的負担額は、年間で約6,828億円にものぼると推計されます。女性の社会進出が必要不可欠な日本において、婦人科で適切な治療を受けることは、女性自身の身体的負担を減らすだけでなく、経済的にも大きな利益をもたらすのです」と提言しました。

“幸福な未来”のために、今から始めたい婦人科受診

 月経随伴症状のなかでも、とくに注意が必要なのが月経困難症(生理痛)です。実は、重い月経困難症を訴える女性のうち、3人に1人が子宮内膜症だといわれています。
 百枝幹雄先生(聖路加国際病院 副院長)は「子宮内膜症の患者さんのうち、3~5割は不妊症に悩んでいらっしゃいます。早期の月経困難症治療は子宮内膜症のリスクを減らし、更には不妊症のリスク減少にも繋がるのです。以前は効果的な薬がありませんでしたが、新薬LEPの登場により、現在の月経随伴症状の治療は飛躍的に向上しました。女性のライフスタイルの変化により出産年齢も上がってきている昨今、現状のQOLを高めるためだけでなく、将来的な妊娠・出産に備えるためにも、若いうちからの治療が大切です」と語りました。
 続いて、子宮内膜症啓発会議『JECIE(ジェシー)』の一員であり、自らも長年、月経随伴症状に悩まされてきた田口さんが登壇し「10年以上ずっと苦しんできた症状が、LEP製剤での治療を開始した途端、劇的に回復していきました。気持ちも明るく前向きになり、今まで悩んできた無駄な時間が勿体なくて仕方ありません。月経随伴症状に苦しむ多くの女性が、治療によりアクティブで明るい生活を取り戻してくれることを心から願っています」と語りました。
 女性の社会進出とキャリア形成に伴い、30歳以上で初産を迎える方も増えてきています。しかし、ある程度年齢を重ねてから、いざ妊娠・出産をと望んだ時には、既に妊娠が難しい状態となっているケースも少なくはありません。現在の自分のためだけでなく将来の自分のため、ひいては将来のパートナーのためにも、少しでも気になる症状がある場合はぜひ婦人科受診をおすすめします。

参考サイト

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