[おしりの事情 を大研究] 2008/07/03[木]

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○励みになるのは患者さまの声

Qlife:発売から3年経っていますけれども、患者さんから反響などは届いたりするんですか?
oshiri-4-6.jpg奥:時々、うれしいお言葉をいただいたりしますよ。「何十年も悩んでいたけれど、あれはなんだったんだ。もっと早く知っておけばよかった」…というお声をいただいたことがあります。それから、「ゴルフの飛距離が上がった!」なんて声もありましたね。全然関係ないことのように思えますけど、スイングの時にいろいろなところに力を入れますから、お尻も関係するのかもしれませんね。

本当に嬉しそうにお話する奥さん。これに賭けていた…というだけに、患者さまの声は本当に励みになっているようです。最後は真剣なまなざしに戻って、これからの決意を語ってくれました。

oshiri-4-7.jpg奥:一般の方にはまだまだ痔についての情報が十分浸透していないと思っています。痔で悩んでいる方の多さを考えると、もっと知っていただきたいと思います

併せて、痔の情報満載の小冊子など、資料がもらえるサイトや、ALTA治療を行っている施設が検索できるサイトを紹介いただきました。

1)い〜じ〜net http://e-zi.net/
    » 痔の基礎知識についての情報入手、ならびに資料(上の写真)の請求ができます
2)内痔核治療法研究会  http://zinjection.net
    » ALTA(ジオン注)治療を行っている施設が検索できます

取材を通して感じたのは、「痔の苦しみを楽にしてあげたい、治療法を改善したい」という奥さんの情熱と優しさでした。「ジオン(ZIONE)」という名前の由来も「『ZI-ONE』-1回の投与で痔を治したい」という思いが込められているそうです。考えてみれば、他のさまざまなモノと同じようにお薬にもそれに関わる人たちがいて、何らかの想いを持って取り組んでいるんですね。こうして改めてその心に触れることができ、とても貴重な機会だったと思います。

これまで4回にわたって、あまり知られることのない痔のアレコレをお届けしてきました。基本的な知識から最新の治療法、そしてその裏側まで触れることができました。今後はさらに掘り下げて、実際に悩んでおられる患者さんの体験談を集めていきたいと思います。ぜひご期待ください!

oshiri-4-8.jpg奥キヌ子さん プロフィール:
○ 1946年沖縄県生まれ。 琉球大学卒業。23歳で貿易業を起業し、タイ・シンガポールの ビジネスを展開。1980年より飲食店経営を始める。1988年頃に中国で痔疾患治療薬の存在を知り、1991年2月に医薬研究開発会社 「株式会社中薬研」を設立。1995年5月、大手メーカーとの共同開発へ。2000年4月、「レキオファーマ株式会社」に社名変更。2004年7月、厚生労働省より新医薬品「ジオン注」の製造承認を取得し、翌年3月に発売開始。2004年、ジオン注開発の実績を評価され経済産業大臣賞を受賞。

レキオファーマ株式会社 http://www.lequio-pha.co.jp/

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