[女性に多い病気] 2011/05/13[金]

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 現在、あなたはニキビに悩んでいますか? いわゆる思春期とよばれる時期だけでなく、20歳以上の大人になってからも、ニキビで悩んでいる女性は多いようです。
 そこで、QLifeは20代女性500人に対して、アンケート調査を行うことで、現在のニキビについてどう考えているのか、そのケア方法は何か、また、ケアの結果にどの程度満足しているのかなどについて、実態を確認しました。

 その結果によると、20代女性に最も多い「忙しい時やストレスを感じた時の体調変化」は、「ニキビ症状の悪化」で、75%にのぼりました。そして9割が、今のニキビと中高生時代のニキビとは違いがあると回答しました。また、ニキビの治療を皮膚科の医師に受けたことがある人は37%で、そのうち症状が「とても改善した」と顕著な効果を実感しているのは39%と圧倒的に比率が高い結果でした。
 一方、自己流ケアのうち、最も多いのは「ニキビを自分でつぶす」で、「食生活」「睡眠」といった生活習慣の改善を行う人は3分の1以下でした。ところが、自己流ケアのうち実際に症状改善に結びついているのは、これら実施率の低い生活習慣改善(「食生活」「睡眠」「飲酒/喫煙」「運動」)でした。逆に、実施率の高い「ニキビをつぶす」で、効果が出ている人はほとんどいませんでした。
 ニキビのケアに悩んだ経験がある人は94%、ニキビの「自己流ケア」で失敗したことがある人は75%に上り、ニキビは20歳以上の女性にとっても普遍的な問題であることがわかりました。

1.忙しい時・ストレスを感じた時に、以下の経験はありますか。

「忙しい時やストレスを感じた時の体調変化」として、20代女性が最も多く指摘したのが、「ニキビ症状の悪化」であった。4人のうち3人が経験している。ストレスがニキビ症状に関係があると認識している人が多いようだ。ニキビ症状悪化以外には、「食欲増進」56.4%、「胃痛」49.4%が多かった。

2.20代になってからできたニキビは、思春期(中高生時代)のニキビと違いますか。

20歳以降のニキビの特徴を聞いた。すると9割の人が思春期時代にできたものとは違うとした。具体的には、「なかなか治らない」が56.0%で最も多かったほか、「同じところに繰り返しできる」52.4%や、「生理の周期に合わせてできやすくなる」45.8%を挙げる人も多かった。

3.今までに試したニキビケア・ニキビ治療は何ですか。

20代女性のうち、ニキビを皮膚科の医療機関で診てもらったことがある人は、36.6%であった。
それ以外に、さまざまな自己流ケアも行っている。最も多いのは「ニキビを自分でつぶす」で60.2%、次が「洗顔を念入りに」55.2%。「市販薬」や「ニキビ肌用化粧品」を試す人も多い。一方で、「食生活を改善する」「睡眠を規則的に十分に取る」といった生活習慣改善をする人は、3人に1人以下と少数派であった。

4.今までに試したニキビケア・ニキビ治療は、症状が改善したと感じましたか。

※「改善した」率の母数は、各ケア方法を「試した」人

さまざまなニキビ・ケアのなかで、症状改善に結びつきやすいのはどれだろうか。明瞭な改善効果は「皮膚科でみてもらう」が最も高く、4割近くが「とても改善した」と言う。一方で、「ニキビを自分でつぶす」はほとんど効果がなく、実施率とのギャップがとても大きい。他に実施率が高かった「洗顔」や「市販薬」も、同様に効果を実感している人はそれほど多くない。

5.さまざまなケアのなかで、自己流のケアで失敗した経験があるものはどれですか。

改善効果とは逆に、ケアにて失敗したことがあるかを「自己流ケア」に限定して確認した。20代女性に一般的と思われるさまざまな日常的ケアのなかで、失敗経験があるものとしては、ニキビが圧倒的NO1であった。4人のうち3人はニキビのケアで失敗したことがあった。

6.現在、自分が行っているニキビケアに自信はありますか。

20代女性のほとんどが、どのような方法で自分のニキビ・ケアをしたら良いのか分かっていない。ニキビ・ケアのやり方に自信を持っている人は、1割に満たなかった。

7.ニキビのケア方法で悩んだ経験はありますか。

前問で自分なりのニキビのケア方法があまり確立していない様子が明らかとなったが、それに関して、ほとんどの人が悩んでいた。93.8%の人がニキビのケアで悩んだ経験を持っている。

8.ニキビができたとき、相談する相手は誰ですか。

ニキビに関して悩みを相談する相手は、「家族」が最も多く、「友人・知人」「医師または看護師」と続く。一方で、誰にも相談しない人が、44.8%と全体の半数近くにのぼった。「相談しない人も多いが、相談する人は様々な立場の人に相談して回る」ようすが伺える。

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