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[ヘルスケアニュース] 2014/04/09[水]

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 40代以降の急激な女性ホルモンの減少による心と体の様々な変化は、女性なら誰しもが陥る可能性のある問題。QOL向上や健康寿命の延長のため、更年期前後のヘルスケアが近年、重要視されています。
 更年期に起こる女性特有の症状には、女性ホルモンの代表格「エストロゲン」が深くかかわっているといわれています。このエストロゲンに似た働きをする大豆由来の成分「エクオール」を長年研究してきた大塚製薬株式会社は3月26日、女性の健康寿命をテーマに「女性の健康セミナー」を開催。女性の更年期障害に詳しい有識者2名の講演と、同社が4月2日に発売したエクオール含有大豆胚芽乳酸菌発酵物加工食品「エクエル」開発の歴史とその効果について伺いました。

エストロゲンの低下が女性特有の悩みの元に


東京医科歯科大学名誉教授
麻生武志先生

 セミナーでは、まず東京医科歯科大学名誉教授の麻生武志先生が講演。「更年期・閉経後の女性には、エストロゲンの低下により乳房の萎縮、物忘れ・うつ、血管の壁が硬くなる、骨粗しょう症やそれに伴う骨折などさまざまな問題が現れます。加齢に伴う身体機能の全般的な変化や家庭や社会からのストレスは、男性にも起こりうるものですが、女性はそこにエストロゲンの低下が加わり、これらの総和として更年期や老年期の症状と疾患に結びつくのです」と女性特有の症状や疾患についての原因を説明。ホルモンバランスの変化がさまざまな問題を引き起こすことを明かしました。
 また、平均寿命が延びたことにより、閉経後にホルモンが足りない状態で生活する年数が増えたことにも言及。「健康過ごせる寿命を延ばすことが少子高齢化社会を迎えている日本では重要となります。更年期の症状や病気は、初期症状がほとんどないので健康診査で早期発見し、バランスの取れた食事や運動を心掛け、規則正しい生活を行うことが大切です。さらに代替医療・食生活の改善として、このあと話題に出る「エクオール」などサプリメントを取ることも重要になります。また、必要があればホルモン補充療法など薬物療法を適切に行うということも大切です」と語り、女性の健康寿命延伸のために、段階を追った総合的な対応が重要であるとしました。

日本の力として期待される女性40、50代の女性たち


NPO法人 女性の健康とメノポーズ協会
三羽良枝理事長

 長年、女性の生涯を通した健康づくりと「ワーク・ライフ・バランス」の啓発や推進のサポートをしてきたNPO法人 女性の健康とメノポーズ協会の三羽良枝理事長は、麻生先生の話に同調。「協会が行っている電話相談には、不安感など心理的な症状から手のこわばりなどの身体症状まで、さまざまな症状を訴える女性の声が寄せられます。更年期に何らかの不調を感じたという方は、9割にのぼり、エストロゲンの低下による影響の大きさがうかがい知れます」(三羽理事長)
 さらに三羽理事長は「40代、50代の女性は、20代の女性に次いで働いている方が多い世代です。日本の社会の大きな働き手として、期待されるこの世代はまさに更年期世代。この世代が今、不調と仕事の間で悩んでいます。社会的には、更年期に対する的確な理解・知識がまだまだ乏しいというのが現状です。更年期は誰もが迎える心身の転換期。的確な知識と理解を持って、その先の人生を前向きに生きていってほしいと思います」と、社会全体を上げての更年期を迎えた女性のサポートの必要性を語りました。

18年にわたる研究 佐賀で生まれた女性の味方「エクエル」


大塚製薬 佐賀栄養製品研究所
内山成人主任研究員

 更年期を迎えた女性の健康に重要な役割を持つエストロゲン。エストロゲンの低下に伴う健康不純を改善するため、現在はホルモン充填療法などが行われています。こうした中、大塚製薬は大豆に含まれるイソフラボンに着目。中でも大豆イソフラボの代謝物であるエクオールの研究を進めてきたといいます。
 大塚製薬 佐賀栄養製品研究所の内山成人主任研究員によると、エクオールは腸内細菌によって代謝されるため、エクオールを生産できる人とできない人がいるといいます。「日本人では50%、欧米人では30%の人がエクオールを生産できます。大塚製薬では、エクオールを生産できない人に対し、供給できる食品の開発を1996年から進めてきました」(内山主任研究員)
 同社は2002年、エクオールの生産に欠かせない「ラクトコッカス20-92」という乳酸菌を世界で初めて単離。さらに研究を進めた結果、ラクトコッカス20-92と大豆胚芽を発酵させることにより、エクオール含有大豆胚芽乳酸菌発酵物加工食品の生産に世界で初めて成功しました。
 その後、人を対象とした試験を重ね、その有効性を検証。「更年期障害の典型的な症状の1つであるホットフラッシュの頻度と首や肩の凝りの程度に関する研究ではプラセボ群に比べて優位に改善するということがわかりました」と内山主任研究員は有用性を示しました。
 さらには骨密度低下の抑制に成功。メタボリック症候群の改善、閉経後女性の肌のシワの改善も認められたといいます。内山主任研究員は、研究結果が科学的な雑誌に掲載されていることを上げ、効果が科学的な根拠に基づいたものであると強調。「最近では、天然物データベース(NMDB)に収載され、安全性の5段階評価でもっと高い『おそらく安全と思わる』と評価されました。研究を重ねた結果、食品・サプリメントの領域で安全性に関する十分なデータが得られたと言えます」(内山主任研究員)
 こうして大塚製薬は4月2日にエクオール含有大豆胚芽乳酸菌発酵物加工食品「エクエル」を発売。先に上げた食事など生活改善とホルモン充填療法の間を埋める製品と言える同製品には、更年期の悩みを解決するための新たな選択肢として期待が寄せられます。

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