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[ヘルスケアニュース] 2015/05/26[火]

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ごく初期の緑内障発症段階でも発見できる

 目の奥にある視神経がダメージを受けることで、目から入った情報が脳に正しく伝えられなくなり、視野が欠損していく緑内障。自覚症状がないことが多く、発症しても約1割程度しか受診していなという報告もあり、いかに早く発見ならびに治療開始できるかがカギを握ります。

 東北大学は、眼の奥の組織の厚さが緑内障と関係があり、新しい診断基準の可能性となることを発表しました。その組織とは、視神経と眼球が繋がる根本の部分にある「篩状板(しじょうばん)」と呼ばれるもの。同大大学院医学系研究科の中澤徹教授らの研究グループは、これまで困難だった篩状板の厚みの測定を可能とする装置を開発。篩状板が、緑内障患者において、薄くなることだけでなく、視野が欠損していく前の段階である、ごく初期の緑内障発症段階においても薄くなることを発見しました。

40歳以上の20人に1人が発症する緑内障

 国内の視覚障害の原因で最も多いのが緑内障(厚生労働省 難治性疾患克服研究事業 網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する調査研究より)です。現在国内では40歳以上の20人に1人が発症していると言われていますが、緑内障のおよそ7割を占める正常眼圧緑内障は、眼圧が変化しない状態で発症します。痛みもなく、長期間かけてゆっくりと進行。自覚症状もほとんどありません。視野が狭くなり、転倒などの症状が出てきて、初めて眼科を受診するケースもあります。

 早期に発見できれば、目薬のみでの治療が可能ですが、進行したケースでは、レーザー治療や手術が必要になることも。治療が遅れると失明に至ることもある緑内障。今回の発見により、篩状板の厚さの測定が緑内障の新しい診断基準となることが期待されます。(QLife編集部)

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