[ヘルスケアニュース] 2015/05/27[水]

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通常の高血圧患者とほぼ同じリスク

 心臓病や脳卒中などの、重大な病気の要因の1つである高血圧。「高血圧治療ガイドライン2014」(日本高血圧学会)によると、収縮期血圧が140mmHg以上もしくは拡張期血圧が90mmHg以上である高血圧者数は国内で約4300万人と推定されています。

 ところが、栃木県の「平成21年度県民健康・栄養調査」によると、男性の54.1%、女性の47.3%が血圧を「年に1回測定する」もしくは「測定したことがない」と回答しています。このような、定期的に血圧を測定しない方はもちろん、病院やクリニックを受診した際に正常域だった方も注意が必要なのが「仮面高血圧」です。

 仮面高血圧とは、診察室血圧が正常域であっても、診察室外の血圧が高くなること。正常域血圧を示す一般生活者の10~15%が、実は仮面高血圧だったというデータもあります。仮面高血圧は通常の高血圧患者と同じくらいの臓器障害や心血管疾患のリスクがあり、まさに“隠れた高血圧”と言っても過言ではありません。

「早朝」「昼間」「夜間」の3種類がある仮面高血圧

 仮面高血圧には「早朝高血圧」「夜間高血圧」「昼間高血圧」の3種類があります。通常、血圧は1日の中でも変動していて、夜間は低く早朝から上昇するのですが、加齢に加えて、飲酒や喫煙の習慣、閉塞性無呼吸症候群などに罹患していると、早朝の上昇カーブが急になり、血圧が高い状態になります。また、降圧薬を服用している方でも、薬の効果の持続時間が不十分だと、早朝に血圧が大きく上がります。これが「早朝高血圧」です。

 「夜間高血圧」は、夜間血圧の平均値が収縮期血圧で120mmHg以上もしくは拡張期血圧が70mmHg以上の状態になることを指します。夜間は昼間よりも血圧の変動幅が小さく、またその平均値が高くなると、心血管病リスクが大きくなるだけでなく、認知・身体機能も低下します。「昼間高血圧」はストレス下高血圧とも呼ばれており、職場や家庭のストレスにさらされる昼間の時間帯に血圧の値が高くなる状態を指します。

 これらの仮面高血圧を見つけるためには、やはり日々の血圧測定、できれば朝晩2回行うことが望ましいです。健康診断ではあらわれない仮面高血圧にご注意を。(QLife編集部)

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