[ヘルスケアニュース] 2015/06/19[金]

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ワクチンは毎シーズン流行予測して決定される

 2015/16年の季節性インフルエンザワクチンに、4種類のウイルス株が含まれた(4価ワクチン)の導入が厚生労働省から発表されました。インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、大きく分けてA型、B型、C型が存在します。A型はヒト、トリ、ブタ、ウマ等の間で感染し、2009年に世界的な大流行(パンデミック)を起こした新型インフルエンザはこのA型のひとつです。B型とC型はヒトの間でのみ感染すると言われていて、毎年インフルエンザシーズンに流行するのは、A型とB型です。

 インフルエンザワクチンは、毎年そのシーズンに流行が予測されるウイルスに合わせて製造されています。国内では、厚生労働省の依頼によって国立感染症研究所での検討会議が開催されます。国内の流行状況や国内分離ウイルス株の抗原分析と遺伝子解析、住民の抗体保有状況調査の結果、世界各地の情報等に基づいて流行を予測。さらに発育鶏卵(有精卵)でのワクチン製造株としての適格性、世界保健機関(WHO)によるワクチン推奨情報など、総合的に検討してワクチン株を選定。これに基づいて厚生労働省が決定・通達しています。

世界の流れも3価ワクチンから4価ワクチンへ

 これまでのインフルエンザワクチン株は、A/H1N1pdm09、A/H3N2(A香港型)、B型の3種類(3価)が含まれ、このうちB型株については、山形系統あるいはビクトリア系統のどちらかを選定していました。しかし近年、B型は山形系統とビクトリア系統の混合流行が続いていて、どちらの株が流行するかの予測が難しい状況でした。

 こうした背景から、WHOは2013年シーズンから、4価ワクチン向けにB型2系統からそれぞれワクチン株を推奨しています。国内においても4価ワクチン導入の是非を検討し、2015/16シーズンよりA/H1N1pdm09とA/H3N2に加え、B型(山形系統)およびB型(ビクトリア系統)の4価ワクチンを導入することになりました。アメリカでは一足早く、2013/14シーズンから4価ワクチンが製造承認され、世界の動向は4価ワクチンへと移行してきています。(QLife編集部)

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