[ヘルスケアニュース] 2015/06/24[水]

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服薬カレンダーのセンサーが、薬が減ったことを検知

画像はリリースより

 統合失調症の患者さんが退院し、日常生活を続けていくためには、処方された通りに薬を飲み続けること(服薬アドヒアランスの向上)が重要です。

 国立精神・神経医療研究センター、慶應義塾大学、信州大学、国立障害者リハビリテーションセンターは、統合失調症の患者さんが服薬カレンダーを使い、携帯電話やスマートフォンで服薬状況と体調変化を確認できる服薬セルフモニタリングシステムの開発を開始しました。同システムは、北海道浦河町の「浦河べてるの家」をはじめとする、4施設5名の統合失調症の患者さんで効果検証を行っており、患者さん本人の声がさらなるバージョンアップに反映される予定です。

 この服薬セルフモニタリングシステムは、センサー付服薬カレンダーと、携帯電話やスマートフォンで利用できるモニタリングソフトから構成されています。服薬カレンダーから薬が取り出されると、センサーにより、情報を検知し、その情報を患者さんの携帯電話やスマートフォンに表示します。また、患者さんが体調・気分を5段階評価で入力し、記録を閲覧することができます。

薬を飲み続けられなくなると、再入院のリスクが高まる

 日本は、統合失調症患者の入院日数や人口当たりの病床数が多く、退院支援や在宅支援の体制整備が重要な課題でした。しかし、薬の管理は複雑で、さらに副作用があるために、薬を自己判断で中断する患者さんも多くいます。処方された通りに薬を飲み続けられなくなると、再入院のリスクが高まることが、アメリカでの調査などからも分かっています。

 今回、開発する統合失調症患者のための服薬セルフモニタリングシステムの効果検証実験は、世界で初めての試みで、患者さん本人が開発に携わることも非常に画期的といえます。今回のシステム開発が、統合失調症の患者さんの在宅支援に更なる貢献を果たす布石となることが期待されます。(QLife編集部)

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